2025年7月3日、ランサムウェア・アズ・ア・サービス(RaaS)として活動していた「Hunters International(ハンターズインターナショナル)」は、公式ダークウェブサイト上でグループの解散と復号ツールの無償提供を発表しました。
これにより、過去に同グループの被害を受けた組織は、身代金を支払うことなくデータ復旧が可能になる見通しです。
活動停止の発表と無償復号の提供
Huntersは「最近の展開を踏まえた慎重な判断」としてプロジェクトの終了を表明しました。その理由として、2024年後半から顕著になった法執行機関による監視強化、およびランサムウェア収益性の低下が背景にあるとみられます。
さらに、すべての被害企業に向けて無料復号ツールを提供するとし、希望する企業は同グループの公式サイトから復号手順を申請できるようにしています。
Hunters International(ハンターズインターナショナル)は世界中の組織へサイバー攻撃を行いHOYAへのサイバー攻撃でも犯行声明を発表しました。

日本語訳
プロジェクト終了と被害企業への無償復号化ソフトウェアの提供について
私たちHunters Internationalは、当組織の活動に関して重要な決定をお知らせいたします。慎重な検討を重ねた結果、最近の状況を踏まえ、Hunters Internationalプロジェクトを終了することを決定いたしました。この決断は容易に下されたものではなく、これまで関与してきた企業の皆様への影響についても十分に認識しております。
私たちの過去の活動により被害を受けた企業の皆様を支援する目的で、無償の復号化ソフトウェアを提供いたします。この取り組みは、身代金を支払うことなく、暗号化されたデータを復旧できるようにすることを目指すものです。
ランサムウェア攻撃がもたらす困難は理解しており、本施策が皆様の重要な情報への迅速かつ効率的なアクセス回復につながることを願っております。復号化ツールの入手および復旧手順に関するガイダンスは、当組織の公式ウェブサイトにてご案内しております。
この移行期間におけるご理解とご協力に感謝申し上げます。プロジェクトの終了に際し、被害を受けた組織への支援を最優先に取り組んでまいります。
新展開「World Leaks」への移行
Hunters Internationalの停止は、単なる終焉ではなく戦略的再編の一環と考えられています。実際、同グループは2025年初頭に「World Leaks」という新たな恐喝専用グループを立ち上げ、暗号化を行わず情報流出による恐喝に特化する方向へ移行しています。
World Leaksでは、新たに開発されたカスタム情報流出ツールを使用し、対象組織のデータを窃取・格納・分類し、それらを利用して恐喝を行う体制にシフトしています。
Hiveの再来とされる高度なRaaS
Hunters Internationalは、2023年10月に活動を開始し、過去にはHiveランサムウェアとの関係性も指摘されていました。セキュリティ研究者によれば、HuntersはHiveのソースコードと運用インフラを取得して再編された可能性が高いとされています。
同グループは、Windows、Linux、FreeBSD、SunOS、ESXi など多様なOSと、x64/x86/ARMアーキテクチャに対応したマルウェアを展開。特徴的な点として、復号ツール「Storage Software」により、被害企業自身がデータの回収や削除を可能とする仕組みを持っていました。








