
2025年2月26日、滋賀県立大学(彦根市)の職員が、大学が予定していた工事の資料を部外者に提供し、秘密を漏洩したとして逮捕されました。
逮捕されたのは、滋賀県立大学の職員、大西 史泰 容疑者(43)で、地方独立行政法人法違反の疑いが持たれています。
秘密情報漏洩の概要
警察によると、容疑者は2023年11月から2024年3月にかけて、2回にわたり大学が予定していた施設工事に関する秘密事項を含む資料を部外者に提供したとされています。
大西容疑者が滋賀県から県立大学に出向し、大学発注の施設工事の設計や監督を担当していたことを明らかにしました。
なお、現時点で容疑者の認否については公表されていません。
疑似事例:九州大学元職員による機密情報持ち出し事案
九州大学の元職員が、在職中に作成した科学研究費助成事業の申請情報を検索できるシステムの電子マニュアルを退職時に持ち出しました。
元職員は転職先の九州産業大学のWEBサーバにこれらのデータを保存し、2020年7月から同年10月16日まで外部からアクセス可能な状態となり、情報が流出しました。
なお、このマニュアルには、申請者の氏名、連絡先、研究テーマ、研究概要などの機密情報や個人情報(2018年秋申請分、2,235件)が含まれていました
参照