川崎市教育委員会事務局は2025年年10月28日、川崎市立中原中学校の40代男性教員が生徒の個人情報を保存・記載した可搬媒体(ハードディスク・USB)、GIGA端末、紙の関係書類が入ったリュックを紛失したと発表しました。影響件数は約1,770件以上に上る見込みですが、現時点で個人情報の外部流出は確認されていないとしています。
事案の概要
当該教員は、2025年10月10日(金)夜に校務用データを自宅で処理する目的で、個人情報を含むハードディスク、USBメモリ、GIGA端末、紙の関係書類をリュックに入れて学校から持ち出しました。
帰宅途中に同僚と飲食店で飲酒後、翌11日(土)未明に中原区上小田中3丁目の路上で就寝してしまい、目覚めた時点でリュックの紛失を認識しました。その後、3時33分に警察へ遺失届を提出しています。紛失物には、個人情報のほか本人の健康保険証、教材研究用資料、自宅鍵なども含まれていました。現在までにリュックは見つかっていません。
紛失した個人情報の内訳
可搬媒体(ハードディスク・USB)
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現勤務校(中原中、令和6~7年度)
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担当生徒の所見・評価(1学年2年分):約320件
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令和7年度2学年前期の担当科目・中間テスト解答用紙(1学年分):約160件
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令和6年度担任学級の生徒氏名・住所(1クラス分):約40件
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担当部活動の所属生徒氏名(2年分):約100件
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学級通信の原稿・生徒活動写真(一部に生徒氏名記載):件数不明
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前勤務校(日吉中、令和3~5年度)
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担当生徒の所見・評価(1学年3年分):約360件
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令和3年度宿泊行事しおり(一部生徒氏名記載・1学年分):約120件
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担当部活動の生徒氏名・連絡先(3年分):約180件
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登校支援シート(氏名・登校時の様子):3件
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学級通信の原稿・生徒活動写真(一部氏名記載):件数不明
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GIGA端末
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現勤務校分(令和6~7年度)
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授業風景など画像ファイル:約20件
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紙の関係書類
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現勤務校分(令和7年度)
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前期の観点別評価一覧表(1学年分):約160件
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学習用プリント4種類(生徒氏名記載):約310件
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行事用プリント1種類(生徒氏名記載):約30件
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影響規模(概数)
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現勤務校分:212名・約1,110件以上
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前勤務校分:194名・約660件以上
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合算(延べ件数ベース):約1,770件以上
時系列(主な経過)
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10/10(金)20:22 学校を退出。可搬媒体・GIGA端末・紙書類を持ち帰り
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同 21時頃 JR武蔵新城駅付近の飲食店で同僚と飲酒
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10/11(土)2時過ぎ 徒歩帰宅途中、武蔵新城駅—武蔵中原駅間の路上で就寝
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同 3時過ぎ 通行人通報で警察官が対応、紛失を認識
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同 3:33 警察に遺失届
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10/12(日) 中原警察署で遺失物確認と周辺捜索
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10/13(月) 教員が中原中校長に第1報
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10/14(火) 詳細第2報、教育委員会へ第1報/GIGA端末の遠隔起動無効化
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10/15(水)以降 前勤務校(日吉中)への連絡、遺失物捜索、対象情報の特定作業
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10/24(金) 現勤務校で保護者会(謝罪・経緯説明)/欠席者へ文書連絡
原因認識
市では、個人情報は原則校内の指定PCで扱う、紙媒体の校外持ち出し原則禁止、やむを得ず持ち出す場合は管理職の許可が必要――と定めています。今回は、当該教員が許可なく可搬媒体や紙資料を持ち出し、帰路で飲酒したうえ路上で就寝するなど、個人情報取扱いの意識欠如と管理徹底の不備が重なったことが主因だと結論づけています。








