北海道恵庭南高校で教諭が生徒・保護者の連絡先を消費者金融業者へ送信し個人情報漏洩

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北海道恵庭南高校で教諭が生徒・保護者の連絡先を消費者金融業者へ送信し個人情報漏洩

北海道教育委員会は2026年1月19日、北海道恵庭南高等学校の教諭が、生徒や保護者の電話番号などを含む連絡先情報を消費者金融業者へ送信し、個人情報の漏えいが発生したと発表しました。漏えいは、教諭が借り入れの際に求められた資料として、LINEの連絡先一覧のスクリーンショット画像を送信していたことにより起きたとされています。

漏えいした情報と影響範囲

漏えいしたのは計38人分の情報で、登録名と電話番号が画像に写っていました。内訳として、当該教諭が担当する部活動の生徒17人とその保護者4人、教職員1人のほか、教諭の知人などが含まれていたと学校側は説明しています。現時点で報道されている範囲では、住所やメールアドレス、成績などの情報に言及はなく、スクリーンショット画像に写った「登録名と電話番号」が中心です。

事案の経緯

学校の説明によると、教諭は2025年12月27日、消費者金融業者から借り入れを行うにあたり、LINEの端末内連絡先一覧をスクリーンショットで撮影して提供するよう求められ、画像7枚を送信しました。借り入れの手続きの一部として、端末の連絡先一覧の提出を求められた形です。

発覚のきっかけ

事案が表面化したのは2026年1月12日です。生徒1人が、消費者金融業者から「教諭の借金返済が滞っているので返済するように伝えてほしい」といった趣旨のショートメール(SMS)を受信したことで、学校側が状況を確認する流れになりました。

学校の確認では、同様の内容のメッセージが生徒11人と保護者4人にも送られていたことが分かったとされています。

漏えいの背景と原因

報道によれば、教諭は学校の聴き取りに対し「帰省するための交通費のことで頭が一杯だった。何も深く考えずに相手の指示のままに送ってしまった」と話しているとされています。つまり、借り入れの手続き上の要求に従う形で、第三者へ連絡先情報を渡してしまったことが直接の原因です。

情報システム・個人情報管理の観点で見える論点

この事案は、外部攻撃やマルウェアといった典型的なサイバーインシデントではありません。

一方で、連絡先という個人情報が「端末のスクリーンショット」という形で第三者へ渡り、そのまま督促連絡に使われた点で、組織としての個人情報管理の脆弱さが露呈したケースです。
学校現場では、緊急連絡や部活動の運営で教職員個人の端末に生徒・保護者の連絡先が集まりやすい実態があります。今回のように、私的な事情と端末内データが交差すると、情報が外へ出る経路は想像以上に単純になります。端末への保存範囲、連絡先の保管方法、業務連絡の手段をどう設計するかが、再発防止の中心論点になりそうです。

出典

生徒や保護者など38人の連絡先を消費者金融に送信し借金…返済が滞ると生徒に「返済が滞っている」とメッセージで発覚、高校教諭「帰省の交通費で頭が一杯だった」北海道