トラスコ中山、元従業員が背任容疑で逮捕 架空発注で商品を転売し約2,430万円の損害発生

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トラスコ中山、元従業員が背任容疑で逮捕 架空発注で商品を転売し約2,430万円の損害発生

トラスコ中山株式会社(東証プライム:9830)は、同社の元従業員(2023年9月27日付で懲戒解雇)が背任の疑いで2025年10月19日に逮捕されたと発表しました。

概要

事案は、架空の発注・仕入を装って商品を社外の第三者へ売却し、その売却代金を元従業員の個人口座へ入金していたという不正行為で、同社に約2,430万円の損害が生じたとしています。捜査への影響を考慮してこれまで公表を控えていましたが、逮捕に至ったことを受けて概要を明らかにしました。

会社の対応

同社は、事案発覚後に刑事告訴を実施。今回の逮捕を受け、元従業員に対しては厳正に対処するとともに、被った損害について民事上の責任追及と損害賠償請求を進めているとしています。なお、本件に起因する業績への影響や仕入先・取引先への損害は確認されていないと説明しています。

再発防止策

同社は内部統制とコンプライアンス体制を見直し、以下の施策を実施・強化しています。

  1. 発注担当者の権限分離など、内部統制上のルールを見直し

  2. 内部統制関連マニュアルの周知徹底

  3. 内部監査部門による定期的な現場監査の強化と是正指導

  4. 電子監査システム「火の見やぐら」(2001年導入)で日次・週次・月次の異常値チェックを徹底

同社は「信頼される企業体制の構築に向け、同様の事態を二度と繰り返さないよう再発防止を徹底する」としています。