株式会社ヨロズがランサムウェアとサイバー攻撃により2025年3月期の第2四半期(中間期)決算発表を延期
自動車部品製造を行う株式会社ヨロズ(東証プライム :72940)が2024 年 10 月 14 日(月)日本時間朝、ランサムウェアによって、グループの複数サーバーに保存しているファイルが暗号化され、アクセスできない状況となっていることを発表しました。
その後11月11日 本セキュリティインシデントで、2025年3月期の第2四半期(中間期)決算発表を延期する事を発表しました。
※インシデントは現在引き続き調査中とのことです。
決算発表延期及び半期報告書提出期限延長申請検討の理由
同社サーバーがランサムウェア攻撃を受け、複数のサーバーと端末で電子ファイルの暗号化が確認され、業務の基幹システムが使用できなくなりました。感染拡大防止のため、サーバーの停止とネットワーク遮断を実施し、影響範囲の調査中
社内外への感染防止のためメール送信を制限し、新たに安全な環境を整備しています。また、顧客への納品に支障が出ないよう、受注関連システムも再構築中です。外部調査会社からも、システム復旧には時間がかかるとの報告を受けている以上の状況下で、基幹システムが使用できないこと等により、監査法人による期中レビュー手続に対応ができないことが判明。安全な環境でのシステム再構築、再インストール等の復旧作業を取組んでいるが、現時点で、2025年3月期第2四半期(中間期)決算関連手続きが完了していない為。
サイバー攻撃・ランサムウェア攻撃集団 RansomHub(ランサムハブ)が犯行声明
10月21日頃サイバー攻撃・ランサムウェア攻撃集団 RansomHub(ランサムハブ)がヨロズへの犯行声明を発表しており、複数の情報を窃取したと発表しています。