カシオ、不正アクセスで売上高約130億円と営業利益の約40億円の減少

カシオ、不正アクセスで売上高約130億円と営業利益の約40億円の減少

カシオ計算機株式会社(代表取締役社長CEO 増田裕一、コード番号:6952、東証プライム)は、2024年11月27日付で2025年3月期第2四半期(中間期)の連結業績予想と実績値の差異および通期連結業績予想の修正で不正アクセスで売上高約130億円と営業利益の約40億円の減少を発表しました。

カシオの2025年3月期通期連結業績予想の修正について

2024年10月5日、同社サーバーが不正アクセスを受けたことにより、重要なシステムの一部が使用できなくなる影響が発生しました。この結果

  • 販売・生産活動への影響
  • サービス停止や決算スケジュールの変更

これにより、売上高の減少約130億円、営業利益の減少約40億円を見込んでいるとのこと。

ただしシステムの復旧が進んだため、業績への影響は第3四半期に限定されるとしています。

サイバー攻撃とランサムウェア攻撃の概要

カシオ計算機は10月5日に、同社のネットワークが第三者による不正アクセスとランサムウェアの被害を受け、同社は個人情報漏えいの可能性を発表しました

その後、10月18日に発売予定だった「G-SHOCK」の新モデル「GMC-B2100D」と「GMC-B2100AD」の2モデルを、システム障害の影響により発売延期となり、個人向け製品の修理品受付を停止する事も発表しました。

同社によると身代金の要求もあったが拒否したとしています。

ランサムウェア 攻撃 グループが犯行声明

本発表と同時期に、カシオ計算機へランサムウェア攻撃グループ Underground(アンダーグラウンド)(別名:Underground(アンダーグラウンドチーム)」が犯行声明を発表しており

窃取したデータの一部が公開されています。

なおサイバー攻撃やランサムウェア攻撃の被害で過去、KADOKAWA社や小売業のイズミ社も決算延期を発表しておりカシオも同様にランサムウェア 事例も業績へ大きな影響が発生しました。

Underground(アンダーグラウンド)が公表した情報

弊社でリークサイトを確認したところ

・決算情報

・スキャンデータ

・生産情報

・一部製品に関わる情報

などが含まれており、カシオ社から公表はありませんが本物のデータの可能性があります。

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