ゲームフリークへの不正アクセスでポケモンの開発データが情報漏えい
任天堂の人気タイトル「ポケットモンスター」を開発する株式会社ゲームフリークが2024年8月に不正アクセスが発生し、従業員の個人情報が漏洩していた事を発表しました。その後複数の海外サイトでこの不正アクセスに関連してポケモンの開発データが情報漏えいしており内容が解析されています。弊社ロケットボーイズでも内容を解析しましたが、ポケモンの修正指示やテストマップなどが確認できました。
本件に関してゲームフリークの公式声明はなく現時点で情報漏えいしたデータの真偽は不明です。その為同社へ問い合わせするなどは控える必要があります。
目次
漏えいした可能性のあるポケモンの開発データの概要
数百ギガバイトのデータが海外掲示板のredditやXなどで漏洩しています。
共有された資料には、これまで公開されたことのないコンセプトアート、開発に関する指示書、25年以上前の内部ファイルなどが含まれています。
なお漏洩したコンテンツはデータ量が多く一部偽のコンテンツファイルも含まれています。
漏えいした可能性のあるポケモンの開発データの内容
確認できる内容では以下が漏えいしています。
・第 3 世代から第 6 世代までのさまざまなポケモン ゲームのソース コード リポジトリ
・特定のタイトルの開発ビルドとパッチファイル
・ポケモンバンクのソースコード
・ポケモン レジェンズの後継機などのゲームコンセプト、ポケモンイメージ、プロトタイプ
・多数のベータ版スプライトとコンセプトアート
・ゲームの伝説(バクフーンの設定)と開発プロセスを詳述した内部文書
・ネットフリックスに放映予定の実写ドラマに関する文書
新規シリーズに関するリーク コードネームは「Gaia(ガイア)」
・第10世代となるポケモンの情報も含まれており、コードネームは「Gaia(ガイア)」
マルチプレーヤーゲームに関するリーク コードネーム「シナプス」
・スプラトゥーンに似ているとされる内容
・ゲームフリーク、ILCA、ポケモンカンパニーインターナショナルが共同開発中
ポケットモンスター X・Y
・テストマップ
・キャラメイキング(ヒルダ)の3Dマップ
・戦闘に遷移する際のテストモーション
ポケットモンスターブラック・ホワイト
・カミツレとフウロのテストイメージ