警視庁暴対課警部補が再逮捕、トクリュウ「ナチュラル」へ捜査 情報漏えいの疑い

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警視庁暴対課警部補が再逮捕、トクリュウ「ナチュラル」へ捜査 情報漏えいの疑い

警視庁暴力団対策課の警部補・神保大輔容疑者(43)が、風俗スカウトグループ「ナチュラル」に対し捜査情報を漏らしたとして、地方公務員法(守秘義務)違反の疑いで再逮捕されました。神保容疑者は、11月にも捜査用カメラの画像を同グループ側に渡した疑いで逮捕されており、今回が2度目の逮捕となります。警視庁は、神保容疑者の認否を明らかにしていません。

捜査対象リストやカメラ設置場所リストを提供か

捜査関係者によりますと、神保容疑者は2025年7月ごろ、ナチュラル側が内部連絡に使用している独自開発のスマートフォンアプリを通じて、捜査対象者の氏名や肩書き、約20カ所の関係先が記載されたリストをグループメンバーに送信した疑いが持たれています。

さらに、ナチュラルの関係先など約20カ所に設置されていた「捜査用カメラ」の設置場所をまとめたリストも同様の方法で提供したとみられており、捜査の実態がグループ側に筒抜けになっていた可能性があります。

担当を外れた後に職場PCから資料を入手

神保容疑者は2025年4月にナチュラルに関する捜査の担当から外れていましたが、その後も職場のパソコンを利用し、捜査資料にアクセスしていたとされています。担当外れ後に取得した情報を私的に持ち出し、アプリ経由でグループ側へ提供していた疑いが強まっており、警視庁が詳しい経緯を調べています。

先行の逮捕容疑と自宅から見つかった現金

神保容疑者はすでに、2025年4~5月ごろに捜査用カメラで撮影した関係先の画像をナチュラル側に渡した疑いで11月に逮捕されています。こうした一連の情報提供と見返りの有無を確認するため、警視庁は自宅を家宅捜索し、出所不明とされる現金約900万円を押収しました。捜査当局は、この現金が情報提供の謝礼である可能性も含めて関連を捜査しています。

神保容疑者は令和2年12月から暴力団対策課に所属し、令和5年ごろから2025年4月までナチュラルに関する捜査を担当していました。現職の警察官による守秘義務違反の疑いが相次いだことで、警視庁は組織内の情報管理の在り方についても検証を進める方針です。

「ナチュラル」と匿名・流動型犯罪グループ「トクリュウ」

ナチュラルは、全国におよそ1500人が在籍するとされる国内最大規模のスカウトグループで、スカウトした女性を風俗店などに紹介し、店側から紹介料を得ていたとみられています。警察当局は同グループを、メンバーの出入りが激しく匿名性が高い「匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ)」の一つと位置づけ、令和5年以降、関係者の摘発を進めてきました。

今回、捜査情報を扱う立場にあった警察官からの情報漏えい疑惑が浮上したことで、捜査への影響とともに、捜査機関への信頼低下も懸念されています。警視庁は、漏えいの全容解明とともに、再発防止策の検討を急ぐとしています。

参照

捜査対象者など記載リスト“トクリュウ”に漏らした疑いで警視庁警部補の男(43)再逮捕…担当外れた後職場パソコンで関係資料を入手

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