旭化成メディカル株式会社は2026年10月8日、同社が運営する医療従事者向けWebサイトについて、セキュリティ対策強化を目的とした緊急メンテナンスを実施し、サイトを一時停止していると発表しました。
同社は今回の対応をシステムの安全性向上に向けた「予防的措置」と位置付けており、10月8日の発表時点で、対象サイトに対する不正アクセスや情報漏えいの事実は確認されていないと説明しています。
同じ旭化成グループでは、旭化成セラピューティクスが10月6日、別の医療従事者向けサイト「Pharma DIGITAL」への不正アクセスを公表しています。ただし、旭化成メディカルの緊急メンテナンスとの因果関係は明らかにされていません。
旭化成メディカルの緊急メンテナンスのサマリー
- 2026年10月8日、旭化成メディカルが医療従事者向けWebサイトの一時停止を発表
- 停止の理由はシステムの安全性向上とセキュリティ対策の強化
- 緊急メンテナンスは、被害を確認したことによる対応ではなく予防的措置と説明
- 発表時点で対象サイトへの不正アクセスや情報漏えいは確認されていない
- 対象サイトの利用者には、急ぎの問い合わせについて同社の問い合わせ窓口を利用するよう案内
- メンテナンスの終了予定時刻やサイトの再開日は、10月8日の発表では示されていない
| 項目 | 公表された内容 |
|---|---|
| 発表日 | 2026年10月8日 |
| 企業 | 旭化成メディカル株式会社 |
| 対象 | 同社が運営する医療従事者向けWebサイト |
| 対応 | 緊急メンテナンスによるサイトの一時停止 |
| 目的 | システムの安全性向上、セキュリティ対策の強化 |
| 不正アクセス・情報漏えい | 発表時点で確認されていない |
| 利用者への案内 | 急ぎの用件は同社の問い合わせ窓口へ連絡 |
医療従事者向けサイトを一時停止、予防的なセキュリティ対策を実施
旭化成メディカルの発表によると、対象は同社が運営する医療従事者向けWebサイトです。同社はシステムの安全性を高めるために緊急メンテナンスを行い、サイトを一時的に停止しています。
今回の案内には、マルウェア感染や外部からの侵入を確認したとの記載はありません。停止対象の具体的なシステム構成、メンテナンスで実施する作業内容、再開予定についても説明されていません。
利用者に対しては、安全で安定したサービス提供のための措置として理解を求めるとともに、急ぎの問い合わせは同社公式サイトの問い合わせ窓口を利用するよう案内しています。
グループ別会社の「Pharma DIGITAL」では10月6日に不正アクセスを公表
旭化成グループでは10月6日、旭化成セラピューティクス株式会社が、医療関係者向け情報提供サイト「Pharma DIGITAL」へのサイバー攻撃と、会員データベース内の個人情報が第三者に閲覧または取得された可能性を公表しました。
同社は10月2日に、サイトの運営と情報管理を委託する株式会社医薬情報ネットから不正アクセスの報告を受け、サイトを停止しています。対象となる可能性があるのは医療従事者最大約51万4,000人と従業員約700人の情報です。
この事案の詳細は、セキュリティ対策Labの旭化成セラピューティクス「Pharma DIGITAL」不正アクセスの記事で整理しています。
旭化成メディカルと旭化成セラピューティクスは異なる法人であり、今回の発表内容も異なります。前者は不正アクセスを確認していない段階の予防的なメンテナンス、後者は実際に不正アクセスが確認されたインシデントです。両サイトが共通のシステムや委託先を利用しているか、今回の停止判断に関連があるかについては、公表情報からは結び付けられません。








