メディカ出版は2026年4月9日、3月13日に発生したランサムウェアによる不正アクセス被害について、第3報を公表しました。4月8日15時時点の最新状況として、攻撃を受けたサーバーに保有されていた個人情報のうち、漏えいの可能性がある件数は合計77.2万件にのぼるとしています。なお、同社は同一案件や同一人物の重複計上の可能性があるとも説明しています。
概要
公表によると、今回の事案は2026年3月13日に発生したランサムウェアによるサイバー攻撃と不正アクセスです。メディカ出版は現在も外部のセキュリティ専門家とともに、原因と障害対象範囲の詳細調査、システムの全面復旧を進めているとしています。攻撃手法やシステム構成の詳細については、被害拡大や二次被害防止の観点から開示を控える方針です。
漏えいの可能性がある情報
漏えいの可能性がある個人情報には、メディカID登録者のメディカID、氏名、メールアドレス、登録者によっては都道府県名、住所、電話番号が含まれます。
一般顧客については氏名と勤務先や住所、電話番号、FAX番号などの連絡先、
ご執筆者や外部事業者については氏名、連絡先、役職名、メールアドレス、銀行口座番号、原稿として提供された画像などが対象です。
一部の登録者についてはマイナンバーも含まれるとしています。
さらに、業務を委託している企業、施設、団体から預かった情報として、氏名、連絡先、役職名、メールアドレス、ID、パスワード、パスポート、在留カード、健康診断結果、銀行口座なども対象に含まれるとしています。
加えて、同社の従業員や応募者に関する氏名、生年月日、住所、所属、人事評価、履歴書記載内容、応募書類なども漏えいの可能性がある情報として挙げられています。
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利用者への注意喚起
同社は二次被害防止のため、同社や関係会社を装った不審メール フィッシングやスパム に注意するよう呼びかけています。心当たりのないメールは開封せず、リンクのクリックや添付ファイルの操作をしないよう求めています。また、メディカIDについてはパスワードが別運用であり、漏えいの可能性はないとしたうえで、今後のセキュリティ強化の観点から定期的なパスワード変更を推奨しています。パスワードを利用者側で変更できない一部サービスについては、同社側で再発行と案内を検討しているとしています。
フィッシングメールと標的型メール、ボイスフィッシングへの注意喚起
公式でも注意喚起していますが今回のように個人情報漏えいの可能性が生じた事案では、漏えいそのものと同じくらい注意すべきなのが、その後に発生する二次攻撃です。
特に警戒したいのは、メディカ出版や関係会社、取引先、医療機関、学会、出版社担当者を装ったフィッシングメールや標的型攻撃メール、さらに電話を使って情報を聞き出すボイスフィッシングです。攻撃者は、氏名、勤務先、メールアドレス、役職、過去のやり取りの文脈が分かると、通常の業務連絡に見える文面を作りやすくなります。
そのため、見た目が自然でも、リンクのクリックや添付ファイルの開封、ID・パスワードの入力、個人情報や口座情報の回答は慎重に判断する必要があります。








