クラウドストライクの障害を受けマイクロソフトがエンドポイントセキュリティ企業とサミットを開催

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クラウドストライクの障害を受けマイクロソフトがエンドポイントセキュリティ企業とサミットを開催

マイクロソフトは、2024 年 9 月10日にワシントン州レドモンドの本社で Windows エンドポイント セキュリティ エコシステム サミットを開催し、エンドポイントセキュリティに関する企業とサミットを実施する事を発表しました。

サミットの概要

マイクロソフト、CrowdStrike、およびエンドポイント セキュリティ テクノロジを提供する主要パートナーが一堂に会し、回復力の向上と相互顧客の重要なインフラストラクチャの保護について話し合います。私たちの目的は、共通の顧客のセキュリティと回復力を向上させるために、私たち全員が講じる具体的な手順について話し合うことです。 

2024 年 7 月のCrowdStrikeのIT障害は、エコシステムとして私たちが適用すべき重要な教訓を示しています。私たちの議論は、セキュリティと安全な導入方法の改善、回復力のあるシステムの設計、そして現在そして将来にわたって顧客に最高のサービスを提供するための活気あるパートナー コミュニティとしての協力に焦点を当てます 。

とマイクロソフトのWindowsおよびデバイス担当コーポレートバイスプレジデント、エイダン・マーカス氏はブログ投稿で述べました。

クラウドストライクのIT障害とは

2024年7月に発生したクラウドストライク(CrowdStrike)EDR CrowdStrike Falcon エージェントに起因するIT障害は、世界中のWindows端末がブルースクリーン状態になり、最近クラウド監視や保険会社が、この障害による世界的な収益損失を 約2250億円(150億ドル)と見積もっており、同じ保険会社が算出した航空会社の損失は 8 億 3,000 万ドルと見積もっています。

このIT障害はクラウドストライクはもちろん、カーネル領域にアクセスを及ぼすソフトに権限レベルをアクセスさせたWindowsも批判されました。

こういった背景からサミットでの会合で、エンドポイントセキュリティ企業のWindowsへの開発体制や障害時の対応などが会話されると予想されます。