パナソニックコネクトの米独立子会社、ブルーヨンダーがランラムウェアによりサプライチェーンへ影響が発生
パナソニック コネクトの米国 100%子会社であり、大手スーパーマーケットや日用消費財サプライヤーが多数使用するサプライチェーンソフトウェアのプロバイダーである、Blue Yonder(ブルー ヨンダー)がランサムウェア 攻撃と不正アクセスが発生し、すでに各小売り商品の供給に影響が出ています。
2024年12月9日追記:パナソニックコネクトの米独立子会社、ブルーヨンダーへTermiteが不正アクセスとデータ窃取を主張
Blue Yonder(ブルーヨンダー)へのランサムウェアと不正アクセスの概要
CNNによると、ハッカーらは、ブルーヨンダーへサイバー攻撃と不正アクセスを行い、同社の一部顧客に提供しているプライベートクラウドに影響を与えたが、同社のパブリッククラウド環境には影響は発生しませんでした。
ブルーヨンダーの広報担当者は、米国内の顧客を含め、どの顧客が影響を受けたかという質問には答えていません。
しかし別の媒体のThe Grocerの取材で同社は、「ランサムウェアが検出され、現在当社のプライベートクラウドに影響を及ぼしている」と認めました。
Blue Yonder(ブルーヨンダー)の顧客への影響
影響を受けたことが知られている企業の中には、イギリスの大手スーパー・マーケットのモリソンズやセインズベリーなどがあります。
モリソンズへの配送ができない状況になっており、同社に商品を納品しているサプライヤーは「同社からの冷凍食品の注文がすべてキャンセルされた」としています。
また、ロイターによると スターバックスも同社のサービスを利用しており、同社のランサムウェア感染によりバリスタへの給与支払いやスケジュール管理に影響が出ていると、同社の広報担当者が月曜日に述べています。