SaaS大手のWorkivaは、外部CRM(Salesforce)に対する第三者アプリ連携の不正利用により、顧客の連絡先情報やサポートチケット本文の一部が流出したと顧客に通知しました
情報漏洩の概要
Salesloft側の不正アクセスと情報漏洩で、DriftのSalesforce連携に紐づくOAuth資格情報が流出。攻撃者はこれを用いて各社のSalesforceからデータ抽出を実施。
この一連のサプライチェーン攻撃でWorkivaの、Salesforceに保存していた顧客の連絡先情報やサポートチケット本文の一部が流出したと顧客に通知しました。Workivaの基幹プラットフォーム自体への侵入は確認されておらず、影響はCRM側に限定されています。
流出情報は氏名・メール・電話番号・サポート本文で、フィッシング等の二次被害に警戒するよう呼びかけています。
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問題の背景
今回のWorkiva件は、Salesloftが買収したDriftのSalesforce連携(およびDrift Email連携)で発行・保持されていたOAuthトークンが窃取され、各社のSalesforceテナントにAPI経由でアクセスされた一連のサプライチェーン型インシデントの一部です。攻撃者はSOQLでケース(Case)オブジェクトを広範に照会し、Bulk API 2.0で本文テキストを一括抽出、ジョブ削除で痕跡を薄めるなどの手口が観測されています。Google Threat Intelligence Group(GTIG)はこの活動をUNC6395として公表し、Drift Emailのトークン悪用により一部のGoogle Workspaceアカウントにも限定的アクセスがあったとしています。
同様の被害公表例(主要ベンダ)
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Cloudflare:SalesforceのCase本文テキストが抽出され、社内スキャンでCloudflare APIトークン104件を発見・全件ローテーション。添付ファイルは対象外、自社インフラ侵害は無しと説明。攻撃者の時系列(8/9偵察→8/12侵入→8/17一括抽出)やBulk APIジョブ削除まで詳細を開示しました。
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Zscaler:Drift資格情報の悪用でSalesforce情報に限定的アクセス。Salesforce連携の遮断、トークンの予防回転、顧客認証手順の強化などを実施。
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Palo Alto Networks:Unit 42がCase/Account/Contact/Opportunity等の広範オブジェクト抽出、証跡隠しのクエリ削除を観測。資格情報探索(“password”“secret”“AKIA”など)が行われたと警鐘。製品や基盤への影響は無し。
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Google:Salesforce連携に加えDrift Email連携のOAuthも侵害されていたと更新。ごく少数のWorkspaceアカウントでアクセス兆候があり、該当トークンを失効・連携を無効化。
出典
SaaS giant Workiva discloses data breach after Salesforce attack







