Google、Gmailの不正アクセスとアカウント情報 流出のセキュリティ警告に関する報道は事実ではない

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Google、Gmailの不正アクセスやアカウント情報 流出やセキュリティ警告の報道は事実ではない

2025年9月1日、Googleは「Gmailの大規模なセキュリティ警告を全ユーザーに出した」とする一部の主張を全面的に否定し、Gmailの保護機能は強力かつ有効であると発表しました。

公式見解では、フィッシング詐欺師は常に新手を探しているものの、99.9%超のフィッシングとマルウェアを受信前に遮断していると説明しています。

公式リリースの要点

  • 「Gmailに大規模な問題があり、Googleが広く警告を発した」という複数の主張は誤り

  • Gmailの検知・遮断は99.9%超の脅威をブロックする水準を維持。

  • 追加防御としてパスキー(Passkeys)の利用、フィッシングの見極め・通報を強く推奨。



背景:8月に報じられた「Salesforce基盤への不正アクセス」について

2025年8月、GoogleのSalesforce基盤で運用されていたデータベースが不正アクセスを受けたとの報道があり、Gmailの利用者情報、最大25億人規模への影響が懸念される事案が発生し、顧客への通知が指摘されました

公式リリースでは「Gmail自体の重大警告は事実無根」と明確化。

一方、8月に報じられたのは周辺SaaS(Salesforce)を巡るソーシャルエンジニアリング攻撃での漏洩、または技術的にGmailの保護が崩壊したわけではありませんとしています。



不安ならパスキー設定を

フィッシング詐欺師は常に新手を探しているものの、99.9%超のフィッシングとマルウェアを受信前に遮断していると説明しています。

そのうえで、追加の保護のためのベスト プラクティスとして、 パスキーなどの安全なパスワード代替手段を使用し、これらのベスト プラクティスに従ってフィッシング攻撃を検出して報告することをユーザーに推奨しています。

参照

Gmail’s protections are strong and effective, and claims of a major Gmail security warning are false.