BeReall(ビーリアル)の危険性を解説

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BeReall(ビーリアル)の危険性を解説

皆さんはBeReall(ビーリアル、ビリール)についてご存じでしょうか。今やZ世代に人気のアプリとして「Instagram」「TikTok」「X(旧:Twitter)」に次ぐSNS アプリとして注目されています。

今回の記事では今注目されているBeReal(ビーリアル、ビリール)についての危険性にスポットを当てて紹介していきたいと思います。

この記事でわかること

  • BeRealの「友達だけに公開」は安全ではない理由
  • 2026年に新卒社員が引き起こした情報漏洩の実例
  • 位置情報・写真権利・暗号化に関するリスク
  • 企業・個人それぞれが取るべき具体的な対策

目次

BeReal(ビーリアル)とは

BeReal(ビーリアル)は、フランス発祥のSNSアプリです。アレクシ・バレイヤとケビン・ペローによって開発され、2024年6月にフランスのゲーム制作会社「Voodoo」に約5億ユーロで買収されました。

最大の特徴は「1日1回、ランダムな時間に通知が届き、2分以内に前後カメラで同時撮影・投稿する」という仕組みです。

BeReal(ビーリアル)の特徴、Z世代に人気の理由

BeRealは2020年1月にフランス・パリで開発されたSNS アプリですが、他のSNSの特徴である「映え」や「盛る」を排除した、「リアル」を共有する点がZ世代に受けていると言えます。「リアル」というよりは「飾らない自分」「素の自分」をユーザー同士、友人同士でシェアできると言い換えた方が良いかもしれません。

InstagramやTikTokなどは「映え」「盛る」などの動画、写真が多い印象です。投稿側の目線では、日常的に「映え」「盛る」のコンテンツを投稿し続けるのもなかなかに大変なものですが、

画像の加工や保存済み写真の投稿は一切できないため、「飾らないリアルな日常」を共有できるSNSとしてZ世代を中心に人気を集めています。

この特徴が昨今の新社会人によるSNS投稿からの情報漏洩に繋がっています。

【2026年新事例】新卒社員のBeReal投稿が引き起こした個人情報漏洩

2026年、西日本の銀行や病院、地方の中小企業など新卒として入社したばかりの社員がBeRealの通知に応じて職場で撮影・投稿した写真が、個人情報漏洩のきっかけとなった事例が複数、多発的に発生しました。

BeRealの前後カメラ同時撮影という仕様により、本人は自撮りのつもりが、背後のPC画面や書類、オフィス内の同僚まで写り込んでいたというものです。

それぞれのインシデントで漏洩した可能性がある情報例

  • 業務用PCに表示されていた顧客情報・メールの受信トレイ
  • 机上の社内資料・契約書類
  • 社員の顔・氏名(写り込んだ同僚)
  • オフィスのレイアウト・セキュリティ設備
  • 成績表やKPI

友達だけに公開という安易な認識で大規模なインシデントに

BeRealを利用する多くのユーザーが「友達限定設定にしているから大丈夫」と考えていますので、業務中でも「リアルな日常」を投稿します
しかしこれは大きな誤解です。

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「友達限定」でも情報が漏れる3つの理由

① スクリーンショット・転送が防げない

BeRealには投稿の保存・転送を技術的に防ぐ機能がありません。友達の一人がスクリーンショットを撮って別のSNSに投稿すれば、瞬時に不特定多数に拡散します。投稿主の友達でも「妬み」やフレネミーがXなどに転載し拡散されます。

② 「友達の友達」機能による意図せぬ露出

「友達の友達」フィード機能では、自分が友達登録していない人にも投稿が表示される可能性があります。自分のフォロワーが誰を友達にしているかは把握できないため、実質的に「見知らぬ人に公開」される状態になりえます。

③ 写真の権利は30年間BeRealに帰属

利用規約では、BeRealがユーザーの写真を広告・販促・動画など様々な形で30年間自由に再利用できると定めています。「友達だけに見せた写真」でも、BeReal社には利用権があります。友達限定の設定はあくまでアプリ内の表示制限であり、BeReal社によるデータ利用とは別の話です。

BeReall(ビーリアル)はどこの国

フランス発祥のSNSアプリケーションです。

BeReall(ビーリアル、ビリール)の読み方

BeReallは過去、アプリ登録の名称で「ビリール」と登録されていましたが、現在は利用されておらず

メディアでもBeReallはビーリアルという読み方の方が多いです。

その他 BeReal(ビーリアル、ビリール)の危険性

ここからはBeReal(ビーリアル)のその他の危険性について解説していきたいと思います。若者に人気のアプリということから親目線でのお子様がBeRealを利用する場合の危険性についても触れたいと思います。

アプリのリアルタイム性により、利用者は投稿やパフォーマンスに不安を感じる可能性がある

BeRealは通知が来たら2 分の間になにかしらのリアクションを行う必要があります。特に通知が届いたときに授業中や忙しい場合は、利用者である若者もしくは子供たちに過度の不安を与える可能性があります。さらに、子供たちや 10 代の若者に、その時に何をしているにせよ、その時にしているものを中断してまで完璧な自撮り写真を撮ることに集中するようプレッシャーをかけるBeRealアプリは、子供たちは10代の若者に対して、何が自分にとって重要であるかについて誤ったメッセージを送る可能性があります。

Dicoveryページで見知らぬ人が自分もしくは自分の子供を見つける可能性がある

BeReal アプリにアップデートされた「友達の友達」機能は、古い Discovery フィードに代わるもので、利用者は友達の友達の投稿を見ることができます。

これはより狭い範囲のつながりのように見えますが、それでも見知らぬ人が子供の毎日の投稿を見ることができるようになり、プライバシーのリスクが生じる可能性があります。

デフォルトで位置情報を共有。自動的にオフにならない

BeRealの位置情報共有機能は、ユーザーの正確なブロックや建物まで非常に正確であるという報告があります。

Instagram などのアプリでは現在、位置情報がデフォルトでオフになっていますが、BeReal ではその逆になっています。写真を投稿する際、ユーザーは位置情報のオン/オフを切り替え、BeReal コミュニティ全体と共有するか、友人の輪だけと共有するかを選択するよう求められます。

ペアレンタルコントロール(親としての管理機能)が組み込まれていない

BeRealのネイティブアプリにはのペアレンタルコントロール機能がないため、保護者が子供のやり取りを監視することが困難になります。

子供がアプリを通じて知らない人と友達になった場合、チャットを監視したり、ネットいじめやフィッシング詐欺などの潜在的な問題に先手を打ったりすることはできません。

BeReal(ビーリアル)は利用者の写真を30年間、自由に扱う権利がある 

Avast(チェコ共和国に拠点を置くソフトウェア開発企業)の Jeff Williams 氏は、BeReal を詳しく調べたところ、利用規約では、BeReal がユーザーの写真をあらゆる形で再利用できる期間を 30 年と定めていることに気づきました。

つまり、広告キャンペーン、販促資料、動画、編集物など、文字通り何でも好きなように使えるということです。この期間が異様に長いことに加え、BeRealに掲載される恥ずかしい状況や恥ずかしい状況を共有すると報われる可能性があるアプリの性質上、若者が将来の結果を考えずに共有すると非常に高いリスクがあると述べています。

Williams氏は「あなたの最も恥ずかしい瞬間が、友人への広告キャンペーンや、口コミで広まって何百万人もの視聴者を集めるコンテンツに添付されていると想像してください」と言います。「30年間はインターネットの時間ではほぼ永遠と言えるようなもので、ある人のキャリアの60%以上をカバーする可能性があります。これは、使用許可が非常に広範囲にわたる、特に長い権利付与のように思えます。」と伝えています。

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RealGroupメッセージは暗号化されていない

BeReal の RealGroup機能には暗号化がないため、権限のない個人がグループチャットのコンテンツを傍受する可能性があります。誰かのスマートフォンが侵害されたり、ユーザーがセキュリティ保護されていないネットワーク上にいる場合、ハッカーが個人の会話や画像にアクセスできる可能性があります。悪意のある人物の手に渡れば、盗まれた情報がオンライン詐欺や脅迫の標的として子供に使用される可能性があります。

BeReal(ビーリアル)を会社員が利用する事のリスク

利用者が社会人の場合、前段の事例の通りBeRealの通知が仕事用のPCの前にいるときに表示されてしまったら、企業にとって深刻なプライバシー侵害につながる可能性があります。

BeReal アプリをざっとスクロールするだけで、平日には、メールの受信トレイが表示されたコンピューターの画面や、現在取り組んでいる課題やプロジェクトなどが背景に表示される可能性もあります。BeRealのカメラが企業の機密情報を捉える可能性があることに注意を払わないと、企業の雇用主が詐欺師の標的になる可能性があります。

オフィスにいるときに写真を撮るBeRealの利用者は、自分の写真にオフィスの他の人が写り込む可能性があるため、PC画面と合わせて、他の人が映り込むことにも警戒する必要があります。他の人が映り込む場合は、他の人はそれを快く思わないかもしれません。

会社人であるBeRealの利用者が引き続きBeRealを利用する場合は、上記の事にも注意を払った上で、BeRealのプラットフォームを使用して、どうすれば本当の自分を見せながら、良き友人や良き同僚と関係性を構築、維持していくかは、両者間に存在する境界線を尊重し、良い習慣を身につけ、適切な行動をとることが必要です。

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企業・組織が取るべき対策

社員教育として伝えるべきポイント

  1. 就業時間中のBeReal投稿禁止をルールとして明文化する
  2. 入社時のセキュリティ研修にSNS投稿リスクの項目を追加する
  3. 写り込みリスク(PCの画面・書類・同僚の顔)を具体的な事例で説明する
  4. 「友達だけに公開」でも安全ではないことをスクリーンショット・転送リスクとともに周知する

個人の対策

ここまではBeReal利用の危険性について解説してきました。ここからは、親目線も一部ありますが、BeRealを利用する際の対策について触れたいと思います。

アカウントが「友達のみ」に設定されていることを確認

BeRealでは、クローズドのサークルで画像を共有したり、より広いネットワークに投稿して友達の友達に写真を見せたりすることができます。共有を「友達のみ」に制限することで、プライバシーを向上させ、不要なやり取りを減らすことができます。

BeReall

位置情報設定を無効にする

BeRealアプリのデフォルトでは、BeReal はユーザーがBeReal投稿を撮影した正確な場所を表示します。子供たちの位置情報を隠すには、この設定を無効にする必要があります。位置情報の共有を無効にできるのは、写真を撮影した、投稿する前のみ可能です。

BTSモードをオフにすることを検討

BeRealのもう 1 つの機能として、Behind The Scenes (BTS)があります。これを使用すると、ユーザーは写真を撮る前の最後の数秒間を録画できます。BTSはデフォルトで有効になっていますが、いつでもこの機能を無効にすることができます。

子どもに機密情報を共有しないように教える

BeRealは、ユーザーが実際の生活について友人同士で情報を共有することを望んでいますが、これにより、意図せずして子供たちの個人情報が危険にさらされる可能性があります。

個人情報が意図してさらされないためにも、住所、電話番号、学校名などの個人情報をオンラインで共有してはいけない理由を子供たちに教育することが重要です。また、写真の共有について話し合うことも必要です。オンライン上の犯罪者やいじめっ子は、子供の写真を恐喝や嫌がらせなどの悪質な目的に使う可能性があります。写真の共有が犯罪に結びついた事例などを詳しく報じたニュース記事を子供たちに見せて、これらのリスクについて理解してもらうようにしましょう。

時間制限を設定したり、特定の時間のアプリをブロック

BeRealは、ゲームのRobloxやSNSアプリのTikTok、Instagram などのアプリほどは中毒性はありません。しかしながら、「友達の友達」フィードなどの新機能により、ユーザーは他のユーザーと交流できるようになり、スクリーンタイムが長くなる傾向にあります。インターネットの使用に明確な境界線を設けることは、子供たちの健康を守るために不可欠です。

Is BeReal Safe For Kids? What Parents Need To Know

よくある質問(FAQ)

Q1. BeRealは「友達だけに公開」にすれば安全ですか?

A. 安全とは言えません。友達がスクリーンショットを撮って転送・拡散することを技術的に防ぐ方法がないためです。また「友達の友達」フィード機能により、見知らぬ人に投稿が表示される可能性もあります。さらにBeReal社には投稿写真を30年間利用できる権利があり、アプリ内の公開設定とは別の問題です。

Q2. 職場でBeRealを使うと何が問題になりますか?

A. 前後カメラ同時撮影により、業務用PCの画面・社内資料・同僚の顔などが写り込むリスクがあります。2026年には新卒社員がこれにより個人情報を漏洩させた事例が発生しています。就業規則でSNS投稿が禁止されていない場合でも、情報漏洩の責任を問われる可能性があります。

Q3. BeRealの位置情報はどうすれば無効にできますか?

A. 写真を撮影した後、投稿する前の画面で位置情報のオン/オフを切り替えることができます。ただしデフォルトはONのため、毎回手動でオフにする必要があります。

Q4. 子どもがBeRealを使っています。親として何ができますか?

A. BeRealにはペアレンタルコントロール機能がありません。アカウントを「友達のみ」に設定させること、位置情報をオフにすること、個人情報(住所・学校名など)を投稿しないよう教育することが有効です。また、写真の転送・スクリーンショットによる拡散リスクについても話し合うことをお勧めします。

Q5. BeRealの写真は削除すれば問題ありませんか?

A. アプリ上から削除しても、BeReal社のサーバーにデータが残っている可能性があります。また利用規約上、BeReal社には30年間の写真利用権があるため、削除後もデータが完全に消えるとは限りません。投稿前の慎重な判断が最も重要です。