SAP「10月パッチデー」で脆弱性の修正17件を公開-NetWeaver AS JavaのCVSS 10.0を最優先に(CVE-2025-42944)

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SAP「10月パッチデー」で脆弱性の修正17件を公開-NetWeaver AS JavaのCVSS 10.0を最優先に(CVE-2025-42944)

SAPは現地時間2025年10月14日、月例の「Security Patch Day」で新規13件既存ノート更新4件の計17件を公開しました。

NetWeaver AS Javaの不安全なデシリアライズ(CVE-2025-42944)

今回もっとも重大なのがCVE-2025-42944です。AS JavaのRMI-P4まわりに起因する不安全なデシリアライズで、細工したシリアライズデータを送り付けられると、ホストOS上で任意コマンドの実行まで繋がり得ます。認証もユーザー操作も不要で成立する可能性があるため、横展開(ワーム的な拡散)の足掛かりにもなり得る設計上の弱点です。


この件に関しては、3660659(Security Hardening)の新規ノートと、3634501(9月ノートのアップデート)が並んで公開されています。現場としては、パッチ適用を最優先にしつつ、適用前の暫定措置としてRMI-P4への到達制御(外部遮断/許可元の限定)を即時にかけておくのが現実的です。

早期パッチ適用推奨:Print ServiceのディレクトリトラバーサルとSRMのアップロード不備

以下2つの脆弱性も早期パッチ適用をおすすめします。

1つめはSAP Print Service(SAPSprint 8.00/8.10)に関するCVE-2025-42937(CVSS 9.8/Critical)。ディレクトリトラバーサルによって、未認証の外部から任意パスへの上書きが起き得ます。印刷サーバーは往々にして権限やネットワーク位置づけが甘くなりがちで、踏み台にされた場合の横展開リスクを念頭に置く必要があります。


もう1つはSAP Supplier Relationship Management(SRMNXP01 100/150)のCVE-2025-42910(CVSS 9.0/Critical)無制限ファイルアップロードの問題で、ファイル種別や内容の検証が足りず、実行可能ファイルやスクリプトが通ってしまう恐れがあります。調達領域のアプリケーションは外部連携も多いため、アップロードの入口で確実に止めることが肝心です。