電子政府の総合窓口サイト「e-Gov」で、公文書が正常に表示できないシステム障害が続いています。
デジタル庁は2025年11月4日付で「IEモードが有効にならず、公文書が表示できない事象について」と題したお知らせを出し、状況と暫定的な対処方法を案内しています。
概要
e-Govでは、社会保険関係の通知書など一部の公文書をXML形式で提供しており、これを閲覧するために「Internet Explorer(IE)モード」を利用する前提になっています。
ところが、Microsoft Edgeの最新版(バージョン 141.0.3537.57)以降の一部環境で、
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画面右上の「…(設定など)」メニューに
本来表示されるはずの
「Internet Explorer モードで再度読み込む」 が出てこない -
その結果、案内どおり操作してもIEモードに切り替えられず、公文書ビューアが起動しない
という事象が確認されています。
e-Gov側も、Edgeのバージョンアップを契機に同じ現象が発生していることを把握しており、原因の詳細は調査中としています。
なぜIEモードが必要なのか
e-Govの公文書ビューアは、もともとInternet Explorerでの利用を前提とした仕組みで作られており、現在は「Microsoft EdgeのIEモード」でその互換動作を実現しています。
しかし、
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IE本体はすでにサポート終了
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EdgeのIEモードも「互換性確保のための暫定機能」
という位置づけのため、ブラウザー側の仕様変更やメニュー構成の変更の影響を受けやすくなっています。今回も、Edgeのアップデートによりメニュー表示や挙動が変わったことが、不具合の一因とみられます。
実務への影響
税理士や社会保険手続きの実務では、e-Govからダウンロードした通知書や届出の控えを日常的に確認します。
しかし、今回の不具合により、
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ダウンロードしたファイルはあるのに中身を開けない
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以前紹介されていたIEモードの有効化手順を実行しても画面が変わらない
といったケースが相次いで報告されています。
note上でも、実務で利用している税理士が「また表示できなくなった」として、公式案内や画面キャプチャをもとに現状を共有しています。
暫定対処:IEモード対象ページに手動で追加する
デジタル庁は、恒久対応までの暫定的な回避策として、Edgeの設定画面から対象ファイルを「IEモードで開くページ」に手動登録する方法を案内しています。概要は次のとおりです。
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Edgeで公文書ファイルを開く
(真っ白な画面やXMLコードだけが表示されていても構いません) -
アドレスバーのURLをコピー します。
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Edge右上の「…」メニューから [設定] → [既定のブラウザー] を開きます。
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画面下部の「Internet Explorer モード ページ」の欄で、
[追加]ボタン をクリックします。 -
表示されたダイアログに、先ほどコピーしたURLを貼り付けて [追加] を押します。
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IEモードページ一覧に、そのURL(もしくはファイルパス)が追加されていることを確認します。
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公文書を開いているタブに戻り、F5キーで再読み込み すると、そのページがIEモードで表示され、公文書ビューアが動作することを確認できます。
今後の見通し
e-Govは「原因等の詳細は調査中」としており、改めて続報を出すとしています。
一方で、Microsoft側はIEからの移行を進めており、IEモードに依存した仕組みは今後も影響を受ける可能性があります。








