株式会社OAGコンサルティンググループは、同社社員のChatworkアカウントが第三者に不正アクセスされ、社員を装った不審なメッセージやURLが送信されている事実を確認したと公表しました。今回の事案では、業務連絡を装って外部のフィッシングサイトへ誘導するURLが取引先などに送られており、同社は関係先に対して注意を呼びかけています。
不審なメッセージを送信していました。メッセージには外部サイトへ誘導するURLが含まれており、アクセス先はフィッシングサイトとされています。
同社は、たとえ自社社員からの連絡であっても、不審なURLが含まれている場合はクリックせず、メッセージを削除するよう求めています。あわせて、万が一URLを開き、IDやパスワードを入力してしまった場合は、直ちに当該サービスのパスワード変更などを実施するよう案内しています。
現時点で判明している影響
今回のリリースから確認できる影響は、取引先など外部関係者に対し、同社社員を装った不審メッセージが送られていることです。一方で、どの範囲まで送信されたのか、何件発生したのか、実際に認証情報の入力被害が出ているのかといった点は公表されていません。
情シス部門が見るべきポイント
この事案は、業務チャットがいまや重要な攻撃面になっていることを改めて示しています。メールに比べてチャットは警戒感が薄く、短文での依頼やリンク共有が日常化しているため、不正送信が混ざっても見抜きにくい傾向があります。特に取引先との継続的なやり取りに使っているアカウントが侵害されると、社外にも被害が波及しやすくなります。
情シス部門としては、パスワードリセットだけで対応を終えるべきではありません。まず確認すべきは、多要素認証の有無、ログイン元IPや端末情報、同一資格情報の使い回し、連携サービスへの影響です。加えて、チャット基盤でURL送信や大量送信が発生した際の検知、異常ログイン時の自動封じ込め、外部共有ルールの見直しも重要になります。








