プロダクション人力舎は所属タレントの名前や、本人を連想させるビジュアルを使った仮想通貨が確認されたとして、2026年3月10日付で注意喚起を行いました。今回名指しで言及されたのはYuttycoinで、事務所はこの仮想通貨について、自社および所属タレントであるゆってぃ氏は一切関与していないと明言しています。
あわせて、事務所および所属タレントが特定の仮想通貨プロジェクトに関与することはないとも説明しており、タレント名やビジュアルを用いたプロジェクトが、あたかも本人公認であるかのように受け取られないよう強く警戒を呼びかけています。
何が問題なのか
今回のような事案で問題になるのは、知名度のある人物の名前やイメージを使うことで、利用者に安心感や話題性を与え、短期間で投機を集めやすくなる点です。とくに草コインと呼ばれる小規模な仮想通貨は、実態や運営主体が見えにくいまま拡散されることも多く、著名人との関係性があるように見せるだけで資金流入を誘いやすくなります。
今回の注意喚起は、そうした見せ方によって誤認した人が購入や送金を行い、結果として損失を被るおそれがあることを前提に出されたものといえます。実際、事務所側も当該仮想通貨による被害や損失については一切の責任を負えないとしており、関係者を装った案件に巻き込まれないよう求めています。
草コインを巡る典型的なリスク
草コインの世界では、ミーム性や話題性を前面に出して急速に拡散し、短期間で価格が乱高下するケースが少なくありません。そこに著名人の名前や画像、発言を思わせる表現が組み合わさると、正式な許諾や監修があるかどうかを確認しないまま参加してしまう人が出やすくなります。
しかし、名前が使われていることと、本人が関与していることはまったく別です。プロジェクトの公式サイトやSNSにタレント名が表示されていても、それだけで正当性は担保されません。むしろ、今回のように正式に無関係と公表されるケースでは、話題先行で作られた便乗型のトークンである可能性を疑うべきです。
被害に遭った場合の対応
事務所は、被害に遭った場合や不審な情報を見かけた場合は、警察庁、金融庁、消費者庁などの公的機関へ相談するよう呼びかけています。これは、単なる価格下落の問題ではなく、著名人の信用に便乗した誤認誘導や詐欺的な勧誘へ発展する可能性があるためです。








