ホテル運営のGHP、クラブチャペルホテルズ 公式サイトへの不正アクセスで顧客情報流出の恐れ 予約システムのデータベースが閲覧された可能性

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ホテル運営のGHP、クラブチャペルホテルズ 公式サイトへの不正アクセスで顧客情報流出の恐れ 予約システムのデータベースが閲覧された可能性

全国でホテル運営を手がける株式会社GHPは2026年8月17日、同社が運営する「クラブチャペルホテルズ」の公式ホームページが不正アクセスを受け、お客様情報が外部に流出した可能性があると発表しました。宿泊予約システムのデータベースの一部が第三者に閲覧された疑いがあるとのことです。

この記事のサマリー

  • 公表日:2026年8月17日
  • 検知日:2026年8月6日、システム上の不審な挙動を検知し調査を開始
  • 対象:公式ホームページで予約した利用者、メール会員、問い合わせメールの送信者
  • 流出のおそれがある情報:氏名(ニックネーム)、メールアドレス、電話番号
  • クレジットカード情報・銀行口座情報:そもそも保有していないため対象外
  • 原因:宿泊予約システムへの第三者による不正アクセス、データベースの一部が閲覧された可能性
  • 対応:脆弱性箇所の緊急修正、サーバーのセキュリティ強化、パスワードの再設定
  • 呼びかけ:GHPを装った不審なメールや電話への注意

何が起きたか

GHPによると、2026年8月6日にシステム上の不審な挙動を検知し、直ちに調査を始めました。調べていく中で、公式ホームページの宿泊予約システムに第三者からの不正アクセスがあり、データベースの一部が閲覧された可能性が高いことがわかったといいます。

対象となるのは、ホームページ経由で予約した利用者、メール会員、問い合わせメールを送ったことがある利用者です。流出のおそれがある情報は、氏名(ニックネーム)、メールアドレス、電話番号の3項目にとどまります。GHPはクレジットカード情報や銀行口座情報など決済関連の情報を保有していないため、これらが流出することはないと説明しています。

対応状況

発覚後、GHPは該当ホームページのセキュリティ対策を緊急で実施し、脆弱性が見つかった箇所を修正しました。お客様情報にアクセスできるサーバーの強化もあわせて行い、パスワードもより強固なものに設定し直したとしています。

同社は、流出のおそれがある情報にメールアドレスと電話番号が含まれる点を踏まえ、GHPを装った不審なメールや、身に覚えのない電話連絡が届く可能性があると注意を呼びかけています。心当たりのない請求や連絡があった場合は、リンクをクリックしたり個人情報を入力したりしないよう求めています。

同業種で相次ぐ不正アクセス

ホテル業界を狙った不正アクセスは、ここ最近続けて発生しています。当サイトでは、宿泊予約サイトBooking.comへの不正アクセスを起点に、複数のホテル事業者で個人情報漏洩の可能性やフィッシングメッセージの配信が確認された事案を継続して取り上げており、2025年版 ホテル・宿泊業を襲う不正アクセスやサイバー攻撃や個人情報漏洩の事例と対策で全体像を整理しています。

今回のGHPのケースは、Booking.comのような外部予約サイト経由ではなく、自社の公式ホームページの予約システムそのものが直接狙われた点が特徴です。同じく自社の宿泊施設サイトが直接侵害された事例としては、海月館グループ宿泊施設で不正アクセス、氏名・連絡先など個人情報流出の可能性 フィッシングメールに注意もあわせてご参照ください。外部プラットフォーム経由か自社システム経由かを問わず、宿泊業界全体が継続的な標的になっている状況がうかがえます。

情報システム部門・利用者が確認すべき対策ポイント

  • クラブチャペルホテルズの公式ホームページから予約したことがある、あるいはメール会員に登録している場合、GHPを名乗るメールや電話の内容を鵜呑みにせず、リンクや添付ファイルを不用意に開かないようにしてください。
  • 同じメールアドレスや電話番号を他のサービスでも使っている場合、そちらにも不審な連絡が届く可能性があるため、あわせて注意しておくとよいでしょう。
  • 自社が予約システムやWebサイトを運営している場合、今回のように「不審な挙動の検知」から調査に至った初動対応の流れを参考に、監視体制と緊急時の対応手順を見直しておくことをおすすめします。
  • 決済情報を自社で保有しない設計にしておくことは、今回のGHPのように、万一侵害があった場合の被害範囲を限定する効果があります。自社のシステム設計でも、保有する情報を必要最小限に絞れないか検討する価値があります。

今後注目すべき点

侵入経路の詳細や、実際に流出した情報の件数については、本記事執筆時点で明らかになっていません。今後は次の点が焦点になりそうです。

  • 不正アクセスの具体的な侵入経路
  • 流出した可能性のある情報の対象人数
  • 個人情報保護委員会等関係機関への報告状況

出典

【お詫びとお知らせ】弊社公式ホームページにおけるお客様情報流出について——株式会社GHP

2025年版 ホテル・宿泊業を襲う不正アクセスやサイバー攻撃や個人情報漏洩の事例と対策——セキュリティ対策Lab

海月館グループ宿泊施設で不正アクセス、氏名・連絡先など個人情報流出の可能性 フィッシングメールに注意——セキュリティ対策Lab