2026年2月20日、AI開発企業のAnthropicは、防御者向けに最先端のサイバーセキュリティ機能を提供する新ツール「Claude Code Security」を限定的なリサーチプレビューとして公開しました
概要
Claude Code Securityは、いわゆるルールベースの検査ではなく、コンポーネントの相互作用やデータフローを辿って脆弱性を推論し、結果を多段階の検証プロセスで再点検してからアナリストに提示します。重大度(severity)に加えて確信度(confidence)も併記し、修正は自動適用せず、必ず人間が承認する運用を前提にしています。
提供形態は「限定リサーチプレビュー」で、Enterprise/Team顧客に加え、オープンソースのメンテナ向けには迅速な無償枠も用意するとしています。
Anthropicは「脆弱性は多いのに、対応できる人が足りない」という慢性的な課題を挙げています。SASTや既存ツールは一定の効果がある一方で、攻撃者が実際に突く微妙な境界条件や文脈依存の穴は、人間の熟練研究者の手作業に依存しやすいという問題意識です。
同社はまた、AIが防御側を助ける一方で、同じ能力が攻撃側に渡れば「AIで大量スキャンして弱点を最速で見つける」時代になると警告しこれに対し、Claude Code Securityは攻撃者がAIでやってくる前に、防御側がAIで先に塞ぐための一手として位置付けています。
発表後にセキュリティ系株価が下落
新ツールの発表直後である2月20日(金曜日)から週明けの23日(月曜日)にかけて、セキュリティ系業界を牽引する主要企業の株価が劇的に下落しました。
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CrowdStrike(クラウドストライク): 20日に8%、23日にさらに10.6%下落し、数日間で約18%もの暴落を記録しました。1月27日のピーク時からは26.5%の急落となっています。
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JFrog: 発表のあった日に24.6%という極めて劇的な急落を見せました。
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Palo Alto Networks(パロアルトネットワークス): 米国最大のセキュリティ企業ですが、発表から数日で株価が約9%下落しました。
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その他の主要銘柄: Oktaが約9%、Cloudflareが約8%、ZscalerやDatadog、Fortinetなども軒並み5%〜11%の大幅な下落を記録しています。
これらの売り浴びせにより、サイバーセキュリティ関連のETF(上場投資信託)は2023年11月以来の低水準まで落ち込む結果となりました。
なお、CFRA(米国の独立系投資調査会社)のアナリストは、AIツールと既存のクラウド・アプリケーションセキュリティ製品の機能には一部重複があるものの、直ちに既存企業が置き換えられるという懸念は「時期尚早」であると分析しています。








