総合医療用品 商社のホスピタルサービスがランサムウェアの被害を報告

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総合医療用品 商社のホスピタルサービスがランサムウェアの被害を報告

2025年5月22日、株式会社ホスピタルサービスは、自社ネットワークが外部からの不正アクセス(ランサムウェア)被害を受けた件について続報を公表しました。同社は5月15日に不正アクセスを確認しており、現時点でも全面的な調査と復旧作業を継続中であるとしています。

本部対策室を設置し復旧対応を加速

同社は事態の発覚後、即座に本部対策室を立ち上げ、外部の専門家の協力を得て原因調査および復旧対応を進めていると説明しています。影響を受ける可能性のあるサーバーは一時的に停止され、ネットワークも遮断されるなど、被害の拡大防止に向けた初動対応がなされました。

また、業務に大きな影響を及ぼしていた受発注業務や物流体制も、段階的に復旧しつつあるとし、関係各所への影響を最小限に抑える努力が続いています。

個人情報の流出は現時点で確認されず

不正アクセスによる個人情報の流出については、引き続き調査中であるものの、5月22日時点では流出の事実は確認されていないとのことです。

今後も調査が進められ、必要な場合には速やかに公表・報告を行うと同社は説明しており、透明性のある情報開示の姿勢を明らかにしています

捜査機関とも連携し再発防止を目指す

ホスピタルサービスは「今回の事態を真摯に受け止めている」とし、外部専門家との連携を継続するとともに、捜査機関への逐次報告も行っていると述べています。今後は再発防止策の策定・実施にも注力していく構えです。

参照

弊社ネットワークへの不正アクセスに関するお詫びとお知らせ(続報)