
SBA Researchのセキュリティ研究者であるFabian Funder氏とPhilipp Adelsberger氏は、PHPのフレームワーク Laravelにおける2件の反射型XSS(クロスサイトスクリプティング)脆弱性を発見しました。すでに修正パッチがリリースされているのでバージョンアップして対応する事をお勧めします。
影響を受けるバージョン
Laravel 11.9.0〜11.35.1 かつ
デバッグモードがAPP_DEBUG=true
の場合にのみ影響。
対策バージョン
バージョン11.36.0
緩和策
バージョン11.36.0へアップデートできない場合は、デバッグモードをAPP_DEBUG=false
に変更。
脆弱性 CVE-2024-13918とCVE-2024-13919の概要
デバッグ モードのエラー ページでのリクエスト パラメータのエンコードが不適切であるため、反射型クロスサイト スクリプティングの影響を受けやすくなります。
攻撃者は、悪意のあるJavaScriptコードを含むURLを生成し、ユーザーにこのリンクをクリックさせることで、エラーが発生した場合にLaravelのエラーページに悪意のあるコードが表示されます。これによりユーザーのセッションやCookie、その他機密情報を窃取する事が可能になります。