ランサムウェア グループ Qilinが武蔵野大学への不正アクセスによるサイバー攻撃を主張

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ランサムウェア グループ Qilinが武蔵野大学への不正アクセスによるサイバー攻撃を主張

2026年6月29日、ランサムウェア グループ Qilin(キリン、キーリン)がダークウェブ上のリークサイトに学校法人武蔵野大学を被害組織として掲載し、不正アクセスによるサイバー攻撃を主張していることが確認されました。

セキュリティ対策Labで内容を確認したところ、財務・予算管理に関する内部資料や契約書などがサンプルとして確認できましたが、本稿執筆時点で学生や教職員等の個人情報は確認できませんでした。なお、TBSの報道によると学校運営に支障はないとのことです

サマリー

  • 2026年6月29日、ランサムウェア グループ Qilinがダークウェブ上のリークサイトに武蔵野大学を被害組織として掲載
  • 公開された証拠画像は15点。部門別の予算・経費管理に関する内部資料と、契約書とみられる文書が含まれる
  • セキュリティ対策Labで確認した範囲では、学生・教職員等の個人情報は確認されなかった
  • Qilinはロシア語圏を拠点とするRaaS型ランサムウェアグループで、データ窃取と暗号化を組み合わせた二重脅迫を常套手段とする
  • ランサムウェアグループは自身の戦果を誇張して発表することがあるため、対外的な問い合わせや未確認情報の拡散は控える必要がある
項目 内容
主張するハッカー(ランサムウェアグループ) Qilin(キリン、キーリン)
被害を主張された組織 学校法人武蔵野大学
リークサイトへの掲載確認日 2026年6月29日
カテゴリ表示 Education(教育)
公開された証拠画像 複数の画像
確認できた情報の種類 部門別の予算・経費管理資料、契約書
個人情報の有無 セキュリティ対策Labで確認した範囲では確認されず
大学側の公式発表 TBSで報道済み
事実関係 Qilin側の一方的な主張段階であり真偽は不明

何が起きたか

2026年6月29日、ランサムウェア グループ Qilinが運営するダークウェブのリークサイトに、学校法人武蔵野大学が教育機関を意味する「Education」カテゴリの被害組織として掲載されていることが確認されました。掲載ページには大学の公式サイトへのリンクとともに、画像が複数の画像が公開されています。

セキュリティ対策Labで内容を確認したところ、公開されていた画像には複数の部門にまたがる予算・経費管理に関する内部資料および契約書が含まれていました。

Qilinとは

Qilin(キリン、キーリン)は、比較的新興ながら活動が急速に拡大しているロシア語圏を拠点とするRaaS(Ransomware as a Service)型のランサムウェアグループです。ネットワークへの侵入後にデータを窃取したうえでファイルを暗号化し、身代金の支払いに応じなければ窃取したデータをリークサイトで公開すると脅す二重脅迫を常套手段としています。

2025年にはアサヒグループホールディングスへのサイバー攻撃をはじめ、国内の製造業・医療機関・小売業など幅広い業種への攻撃を主張しており、2025年下半期以降は世界で最も被害組織数の多いランサムウェアグループの一つとなっています。

詳しくはランサムウェア グループ Qilin(キリン、キーリン)とはで解説しています。

出典

本記事は、ランサムウェア グループ Qilinが運営するダークウェブ上のリークサイトをセキュリティ対策Lab編集部が2026年6月29日時点で直接確認した内容に基づいています。当該リークサイトは違法に窃取されたとみられる情報を扱っているため、本記事ではURLなど接続に関する情報は記載していません。