中日本高速道路のETCでシステム障害、7都県でETC専用レーンやスマートICが利用不可に(2025年4月6日)

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中日本高速道路のETCでシステム障害、7都県でETC専用レーンやスマートICが利用不可に(2025年4月6日)

2025年4月6日未明から、中日本高速道路株式会社が管理する一部の高速道路においてETCシステム障害が発生し、7都県にわたる料金所やスマートインターチェンジ(スマートIC)でETC専用レーンや出入口が利用できなくなっています。16時時点で復旧の見通しは立っておらず、利用者に大きな影響が出ています。

障害発生の概要

公式発表によると障害は4月6日午前0時30分ごろに発生し、中央自動車道や東名高速道路、新東名高速道路など複数の高速道路でETC制御設備に不具合が発生。これによりETC専用レーンの閉鎖が相次ぎ、特にスマートICでは出入口そのものが閉鎖されるなど、広範囲で交通に支障をきたしています。

ETCが発生している料金所はそのまま通過

公式XではETCの障害が発生している料金所においては、そのままご通行ください。 としています。

影響を受けている地域と路線

【対象都県(7都県)】

  • 東京都
  • 神奈川県
  • 山梨県
  • 静岡県
  • 愛知県
  • 岐阜県
  • 三重県

影響を受けている高速道路

  • 中央自動車道
  • 東名高速道路(E1)
  • 新東名高速道路(E1A)
  • 新名神高速道路
  • 伊勢湾岸自動車道
  • 東海環状自動車道
  • 東名阪自動車道
  • 首都圏中央連絡自動車道
  • 中部横断自動車道
  • 紀勢自動車道
  • 東富士五湖道路

閉鎖されているスマートIC

【東京都・山梨県】

  • すべてのスマートIC(1:20より閉鎖)

【静岡県】

  • 東名 足柄スマートIC 出口・入口
  • 東名 駒門スマートIC 出口・入口
  • 東名 愛鷹スマートIC 出口・入口
  • 東名 富士川スマートIC 出口・入口
  • 新東名 駿河湾沼津スマートIC 出口・入口

【愛知県・岐阜県・三重県】

  • 東名 豊田上郷スマートIC 出口
  • 伊勢湾岸道 刈谷スマートIC 出口
  • 東海環状道 五斗蒔スマートIC 出口
  • 新名神 鈴鹿スマートIC 出口
  • 名神 安八スマートIC 出口・入口

通常料金所の対応と混雑状況

スマートICのほか、下記のICではETCレーンが閉鎖されており、一般レーンのみでの通行が可能です

  • 東名 富士IC・清水IC
  • 新東名 長泉沼津IC・新富士IC・新清水IC・新静岡IC
  • 清水連絡路 清水いはらIC

また、6:30現在 中央道(下り線)高井戸~調布間にある三鷹本線料金所を先頭に約4kmの渋滞が発生し、通過には80分以上を要しています。今後、交通量の増加に伴い、さらに混雑が悪化する見込みとしています。

システム障害の原因はシステム改修が原因、 復旧までの料金は後日精算

NEXCO中日本は6日夜の記者会見で、7月に予定している深夜割引制度の見直しに伴い、前日5日昼にETCシステムの改造を実施していたことを明らかにしました。

具体的には、料金所システムの上位にあたる部分のサーバー整備やシステム間の連携調整といった作業が行われており、それが影響した可能性が高いと見られています。

また清算に関しては以下となります。

出口での対応(ETCレーン利用時)

  • 出口バーは開放状態に設定

  • 一時的にそのまま通過可能

  • 通行料金は後日精算
     NEXCO中日本のWebサイトからQRコードを読み取り、支払い手続き

入口での対応(ETCレーンが開かない場合):

  • 紙の通行券を発券機で取得して通過

  • 出口では一般レーンで精算