ポーランドの国立原子力研究センター NCBJ は2026年3月12日、研究所のITインフラに対するサイバー攻撃の試みがあったと公表しました。NCBJによると、セキュリティシステムと既定手順、担当チームの迅速な対応によって攻撃は阻止され、システムの完全性は損なわれなかったとしています。
公式発表で確認された影響
NCBJは、すべての安全システムが手順どおり機能し、攻撃の試みは遮断されたと説明しています。これにより、研究所のインフラは直ちに保全され、業務継続も維持されたとされます。生産、運用、研究のいずれのプロセスにも支障は出ておらず、原子炉MARIAもフル出力で安全かつ安定して稼働していると、NCBJのヤクブ・クペツキ所長は述べています。
状況は関係当局とセキュリティチームが継続監視しており、NCBJは国家の重要インフラに対するあらゆるデジタル侵害の試みに対応する態勢を維持しているとしています。
イラン関連の痕跡があるとの政府説明
ロイターによると、ポーランド政府はこの攻撃未遂について、イランが関与した可能性を示す痕跡を調べていると明らかにしました。ガフコフスキ副首相兼デジタル相は、攻撃はここ数日のうちに発生し、規模は大きくなかったものの、防御突破の試みがあり、それは阻止されたと説明しています。そのうえで、最初に特定された侵入ベクトルはイランと関係していると述べましたが、同時に、攻撃者の真の所在を隠すための意図的なミスリードである可能性もあるとして慎重な姿勢を示しています。
参照
Udaremnienie cyberataku na Narodowe Centrum Badań Jądrowych
Poland says foiled cyberattack on nuclear centre may have come from Iran








