
2025年5月20日、半導体材料や付属装置を提供する株式会社レゾナック(本社:東京都港区東新橋)は、自社の一部サーバーが外部からのサイバー攻撃を受け、ランサムウェアの感染が確認されたと発表しました。現在、被害の拡大を防止しつつ、影響範囲の調査とシステム復旧作業を進めているとのことです。
攻撃発覚と緊急対策本部の設置
同社によれば、5月20日(火)に外部からの不正アクセスが検知され、調査の結果、ランサムウェアへの感染が確認されました。これを受けて、社内に緊急対策本部を設置。外部のセキュリティ専門家と連携し、迅速な対応に着手しています。
現時点の対応と影響範囲
記事発表時点(同日15時30分)では、被害の拡大防止を目的にネットワークの遮断などの初動対応を実施中。重要システムの保護と復旧作業が進められており、関係者への影響を最小限に抑えるための体制が敷かれています。
なお、ネットワークの遮断等の措置を行い、同社および同社グループ内のシステムが一部使用できなくなり、業務にも停止等の影響が生じております。
5 月 23 日(金)より一部の事業に関しては、安全が確認できたものから順次再開。引き続き復旧に向けて対応中
なお23日(金)までに、グループや、取引先様等関係の個人情報の流出は確認されていないとのこと。
業績への影響は調査中
本インシデントによる業績への具体的な影響は現在精査中ですが、今後、経営に重大な影響を及ぼすと判断される場合には速やかに公表するとしています。
参照
https://www.resonac.com/jp/notice/20250520.html
https://www.resonac.com/jp/notice/20250521.html
https://www.resonac.com/system/files/2025-05/20250523%20Resonac_news_J.pdf