東京大学研究室サーバへの不正アクセスが発生 共同研究者アカウントを経由し学内外サーバにも波及

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東京大学研究室サーバへの不正アクセスが発生 共同研究者アカウントを経由し学内外サーバにも波及

東京大学は2026年3月10日、本学研究室のサーバが不正アクセスを受けたと公表しました。今回の事案は、当該サーバにアカウントを持つ共同研究者が利用していた学外サーバが先に不正アクセスを受け、その共同研究者のアカウントを使って東京大学側の研究室サーバへ不正アクセスが行われたものです。さらに、その研究室サーバを起点として、学内外の別サーバに対しても不正アクセスが行われたとしています。

単一の研究室サーバへの侵害にとどまらず、外部機関との共同研究環境を足場に横展開が起きた可能性が示された点が、今回の事案の重要なポイントです。

概要

大学の説明によると、不審な通信を検知した後、直ちに当該サーバをネットワークから遮断しました。現在は警察に加え、当該サーバからの不正アクセスが確認された学外を含む関係機関とも連携しながら、詳細な調査を進めている段階です。

現時点では、不正アクセスを受けたサーバは主として公開データを用いた研究・計算に使われていたとしており、個人情報や機微情報の漏えい、改ざんは確認されていないとしています。

原因

今回の原因として大学が示しているのは、共同研究者が利用する学外サーバへの不正アクセスを起点に、当該共同研究者のアカウントが悪用されたことです。

現時点での影響

大学は、個人情報や機微情報の漏えい、改ざんは確認されていないとしています。一方で、研究室サーバが学内外サーバへの不正アクセスの起点として使われた以上、関係機関への影響評価はこれから広がる可能性があります。特に、研究計算用サーバは機微情報を持たない場合でも、ネットワーク接続性や信頼関係の面で踏み台として悪用されやすく、結果的に別システムへの侵入経路になり得ます。