アスクルは2026年1月28日、2025年10月19日に公表していたランサムウェア攻撃に起因するシステム障害に関連し、2026年5月期第2四半期連結決算で「システム障害対応費用」として特別損失52億16百万円を計上したと発表しました。併せて、2026年5月期の通期連結業績予想を取り下げ、配当予想を修正(中間配当無配、期末配当未定)することを取締役会で決議したとしています。さらに、責任明確化の一環として役員報酬の減額も実施します。
特別損失52億16百万円の内訳
同社によると、特別損失52億16百万円は、主に「サービス復旧に備えた物流基盤等の維持費用」「システム調査・復旧費用」「出荷期限切れ商品の評価損」などで構成されます。なお、この金額は現時点で合理的に見積もれる範囲を織り込んだ概算で、今後変動する可能性があるとしています。
通期業績予想を「未定」に修正
アスクルは、今回の事案に伴い主力の「ASKUL」「LOHACO」などのサービスを一時停止したことで、第2四半期の売上高および各段階利益が当初想定を大幅に下回ったと説明しています。2025年12月中旬から本格的な復旧フェーズを開始し、販売促進施策や営業活動の準備を進めている一方、今後の見通しを合理的に見積もることが困難として、2025年7月4日に公表していた通期連結業績予想を取り下げ「未定」としました。
配当は「中間無配」、期末は「未定」
配当については、2025年11月20日を基準日とする中間配当を無配(0円)とし、2026年5月20日を基準日とする期末配当は未定とする方針です。従来予想では中間・期末ともに1株当たり19円(年間38円)としていましたが、今回修正では中間配当は0円、期末配当は未定と整理しています。
役員報酬を20%減額
本事案の業績影響を踏まえ、役員報酬(対象取締役の月額固定報酬)を20%減額します。期間は2026年1月支給分から2026年5月支給分までとしています。








