株式会社シーイーシー(東証プライム上場、システムインテグレーター)は2026年8月6日、同社の東京第二データセンターで発生した障害について、第1報として公表しました。2026年8月5日11時頃に発生した障害は不正アクセスに起因するものとされ、サイバー攻撃の影響を受けた可能性があるとして、原因の特定を進めています。本記事執筆時点でサービスは復旧しているとされていますが、詳細は明らかにされていません。
この記事のサマリー
- 発表日:2026年8月6日(第1報)
- 公表企業:株式会社シーイーシー(東証プライム上場、システムインテグレーター)
- 障害発生日時:2026年8月5日11時頃
- 発生場所:同社の東京第二データセンター
- 原因:不正アクセスに起因する障害、サイバー攻撃の影響を受けた可能性
- 現在の状況:サービスは復旧、原因の特定に向けた対応を継続中
- 情報漏えいの有無:本記事執筆時点で言及なし
- 対象サービスの詳細:本記事執筆時点で非公表
- 問い合わせ窓口:ソリューションセグメント クラウドソリューション事業部 クラウドビジネス部([email protected])
何が起きたか
シーイーシーによると、2026年8月5日11時頃、同社の東京第二データセンターにおいて、不正アクセスに起因する障害が発生しました。現時点でサービスは復旧しているとしていますが、当該障害はサイバー攻撃の影響を受けた可能性があるとして、原因の特定に向けた対応を進めているとしています。
第1報の時点では、影響を受けた具体的なサービス名、対象となる顧客の範囲、情報の漏えいや改ざんの有無など、詳細な情報は公表されていません。同社は関係者に対し、迷惑をかけていることを深く謝罪するとしています。
過去にも同社で発生した類似の障害
シーイーシーのデータセンターをめぐっては、過去にも不正アクセスに起因する障害が発生しています。同社が提供するプライベートクラウドサービス「BizVision」では、2022年4月28日14時40分頃、第三者からの不正アクセスによる攻撃を原因として、仮想マシンの起動不能やストレージ上のデータ消失といった障害が発生しました。この際、情報漏えいは確認されなかったとしたうえで、セキュリティ専門家の協力を得てセキュリティアプライアンスの導入や監視体制の見直しなど、強靱化策を実施したことが最終報で公表されています。
今回の東京第二データセンターでの障害が、2022年の事案とどのような関係にあるか、あるいは無関係かは、本記事執筆時点の第1報からは判断できません。ただし、同社のデータセンター・クラウドサービスにおいて、不正アクセスに起因する障害が過去にも発生していたという事実は、今回の事案の背景として押さえておく価値があります。
情報システム部門が確認すべき対策ポイント
- シーイーシーの東京第二データセンター、または同社のデータセンター・クラウドサービス(BizVision等)を利用している場合、自社が影響を受けていないか、サービスデスクや問い合わせ窓口を通じて確認してください。
- 委託先のデータセンター事業者で不正アクセスが発生した場合に備え、自社が保有するデータのバックアップ体制(委託先とは独立した形でのバックアップの有無)をあらためて確認してください。2022年のBizVision障害では、ストレージ上のデータ消失が発生しています。
- データセンター事業者を選定・評価する際には、過去のインシデント公表履歴や、インシデント発生時の情報開示のスピード・粒度も、選定基準の一つとして考慮する価値があります。
- 委託先事業者の障害情報を随時確認できるよう、当該事業者の障害情報ページやお知らせページを、あらかじめ社内の監視対象に加えておくことをおすすめします。
今後注目すべき点
本記事執筆時点では第1報にとどまり、詳細は明らかにされていません。今後は以下の点が焦点になると考えられます。
- 影響を受けた具体的なサービスおよび顧客範囲
- 情報漏えい・データ改ざんの有無
- 障害の原因の特定状況と、2022年のBizVision障害との関連の有無
- 個人情報保護委員会等への報告の要否および実施状況
- 再発防止策の内容








