
東京都は1月22日、サイバー攻撃に対する初の対応訓練を実施しました。この訓練では、都立病院がランサムウェア攻撃を受けた場合を想定し、都庁内の関係者が迅速かつ的確に対応する体制を確認しました。
訓練の想定
都立病院がランサムウェア攻撃を受け、患者約70万〜80万人分の電子カルテが閲覧不能に。診療機能が大きく制限される事態を想定。
シナリオに基づき、デジタルサービス局や保健医療局の局長らがバックアップの体制や交代要員の確保などについて協議したとのこと
参照
医療機関や病院へのサイバー攻撃
2024年には岡山県精神科医療センターがサイバー攻撃により電子カルテが閲覧不可になり診療業務にも影響が発生しました。
また、ロンドンの医療機関「Synnovis 」を狙ったランサムウェア攻撃では、緊急手術や血液検査業務が停止しました。なおSynnovis へのサイバー攻撃はランサムウェア攻撃グループ「Qilin」が犯行声明を発表しています。