穴吹ハウジングサービス、サイバー攻撃で約21万件のファイル流出を確認-穴吹興産の漏えい事案とも関連

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穴吹ハウジングサービス、サイバー攻撃で約21万件のファイル流出を確認-穴吹興産の漏えい事案とも関連

あなぶきハウジングサービスは2026年4月3日、2月3日に確認したランサムウェア攻撃に関する第5報を公表し、外部専門機関による調査の結果、同社ファイルサーバーから約21万件のファイルが外部に流出していたことを確認したと明らかにしました。

同社は3月9日の第4報ですでに、約49万6,000人分の個人情報について漏えいの可能性が否定できないと公表しており、今回の第5報は、その後の調査で新たに判明した事実を示したものです。

何が起きたか

あなぶきハウジングサービスによると、同社は2026年2月3日にシステムへの第三者による不正アクセスを検知し、直ちにシステムの隔離とネットワーク遮断などの初動対応を実施しました。その後、外部専門機関と連携して調査を進める中で、攻撃者が公開した情報の中に同社関連とみられる情報が掲載されていることを確認し、精査の結果、同社が保有する情報の一部が外部に漏えいした事実を確認したとしています。

第5報ではさらに、フォレンジック調査と並行して実施している確認作業の結果、同社ファイルサーバーから約21万件のファイルが外部に流出していたことが確認されたと説明しています。ただし、これはあくまでファイル単位での流出確認であり、それぞれのファイルにどの程度の個人情報が含まれているかについては、なお精査中としています。

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侵入経路と攻撃の流れ

外部専門機関の調査により、グループ会社(穴吹興産)の通信機器への攻撃によって社内ネットワークへの不正アクセスが行われたことが判明したと説明しています。侵入後、攻撃者は業務時間外を中心にリモートデスクトップなどを使用して複数のサーバーへのログインを試行し、管理者権限を不正に奪取したうえで、ネットワーク全体へ侵入範囲を拡大したとしています。さらにその後、複数のサーバーにランサムウェアを展開し、ファイル暗号化を行ったことも確認されたとしています。

この説明から分かるのは、今回の被害が単発の端末感染ではなく、通信機器、認証、管理者権限、サーバー群へと段階的に横展開した事案だということです。関連会社の機器が侵入口になったことで、グループ全体のIT資産管理とネットワーク分離のあり方が問われるケースになっています。

約21万件のファイルが外部に流出

流出が確認されたファイルについて、確認されたファイル名と保有するバックアップデータを突き合わせ、各ファイルの内容を精査することで、個人情報が含まれているかどうか、また含まれている場合の情報項目や影響範囲の特定を進めていると説明しています。

このため、約21万件という流出ファイル数がそのまま個人情報件数を意味するわけではなく、中身の確認はなお継続中です

すでに公表されていた約49.6万人分の個人情報漏えいのおそれ

あなぶきハウジングサービスは、3月9日公表の第4報で、現時点で漏えいの可能性が否定できない個人情報は約49万6,000人分に上ると明らかにしていました。主な情報項目は氏名や電話番号などで、対象者や情報の保有状況によって含まれる情報は異なるとしています。一方で、クレジットカード情報、金融機関口座情報、マイナンバーは含まれていないことを確認したとも説明しています。

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穴吹興産の漏えい事案との関連

同じ2026年4月3日、穴吹興産も第4報を公表し、ダークウェブ上のリークサイトに当社関連とみられる情報が掲載されていたことを確認し、個人情報および社内情報の一部が外部に漏えいした事実を確認したと説明しています。穴吹興産側は、漏えいの可能性が否定できない個人情報として、不動産商談や取引に関する顧客情報、中途採用候補者情報、役員、従業員、元従業員情報の一部を挙げています。

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