フランスの高級ブランド「ディオール(Christian Dior Couture)」は、米国顧客に対し、個人情報が不正アクセスによって漏えいした可能性があることを通知しました。通知書は2025年7月18日付で発送され、同社のセキュリティ調査の結果と、顧客に提供される対策が詳述されています。
不正アクセスの発生と発覚までの経緯
ディオールによると、今回のサイバーセキュリティインシデントは2025年1月26日に発生し、5月7日に社内調査で発覚しました。調査は第三者のサイバーセキュリティ専門家の支援のもとで実施され、同社の顧客データベースに対して一度限りの不正アクセスが確認されました。
なお、事件発生以降、同システムへの追加の不正アクセスは確認されていないとしています。
漏えいした可能性のある情報
不正にアクセスされたデータベースには、以下のような個人情報が含まれていました
-
氏名(ファーストネームおよびラストネーム)
-
連絡先情報
-
郵送先住所
-
生年月日
-
パスポートまたは政府発行のID番号(該当者のみ)
-
社会保障番号(該当者のみ)
なお、銀行口座情報やクレジットカードなどの支払い情報は当該データベースには保存されておらず、今回の漏えい対象ではないと説明されています。
また、具体的な漏洩件数は公表されていません。
顧客への対応と今後の対策
ディオールはすでに法執行機関への通報を行っており、加えて、影響を受けた顧客に対して無料で Experian IdentityWorks による 24か月間のクレジット監視および身元盗難保護サービス を提供しています。利用希望者は2025年10月31日までに登録が必要とされています。
また、顧客に対しては、フィッシングやなりすまし被害への注意喚起と、金融口座の定期的なモニタリングを強く推奨しています。
攻撃の背景とグループの関与の可能性
今回の事件は、同じくLVMHグループ傘下である「ルイ・ヴィトン」ブランドで発生した日本・韓国・トルコ・英国の顧客データ漏えいと同一の攻撃による可能性があると報じられています。
複数の報道によれば、「ShinyHunters」と呼ばれる脅迫型ハッカー集団が、LVMH関連企業の第三者ベンダーを経由して不正アクセスを行ったとの見方が強まっています。
参照
https://www.documentcloud.org/documents/26017370-customer-notification-letter-template-0-0/

-200x200.png)




