2025年7月、JR東日本の子会社に勤務していた元駅員の男が、社内の遺失物管理システムを不正に利用し、現金をだまし取ろうとしたとして詐欺未遂の疑いで
警視庁に逮捕されました。
不正アクセスの手口と事件の概要
逮捕されたのは、JR東日本のグループ会社に勤めていた元社員の容疑者です。警視庁の発表によると、容疑者は今年4月、警視庁遺失物センターを訪れ、「自分が現金を落とした」と虚偽の申告を行い、現金計約6万2000円を不正に受け取ろうとした疑いが持たれています。
容疑者は当時、京葉線の潮見駅に勤務しており、社内端末から落とし物の情報にアクセス。現金のみが届けられているケースを検索し、持ち主を装って該当する金額と場所を正確に申告しました。
例えば、「新宿駅の改札で財布を整理していたところ、帰宅後に1万円がないことに気づいた」「東京駅で5万2000円を落とした」など、実際の遺失物情報と一致する内容を遺失物センターで届け出たとされています。
嘘がばれた経緯と逮捕の流れ
しかし、申告内容があまりにも正確すぎたことから、遺失物センターの職員が不審に思い、警察に通報。
警視庁が捜査を行った結果、容疑者の不正アクセスと虚偽申告が明らかになり、7月7日に詐欺未遂容疑で逮捕されました。
調べに対し、容疑者は「遊ぶ金欲しさに深く考えずにやってしまった」と容疑を認めているということです。
懲戒解雇とJR東日本の対応
JR東日本では、事件発覚後に社内調査を実施し、容疑者を2025年5月に懲戒解雇処分としました。同社は「執務の厳正について改めて社員指導を行い、グループ会社とともに再発防止に努める」とのコメントを発表しています。
セキュリティと信頼性が問われる中で
今回の事件では、業務端末から社内システムにアクセスして不正に情報を取得し、それを基に個人になりすまして詐取を試みるという、内部不正の典型的なケースが明らかになりました。情報システム部門や組織としては、アクセスログの監査や情報利用権限の見直しなど、インサイダーリスクへの対策強化が求められます。
参照
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250707/k10014856281000.html
https://news.yahoo.co.jp/articles/f89b2ec7bb820ed45ccd86b001d13dc8a819c94b







