
福岡県大牟田市において、三池高校の卒業生の実家を狙ったとみられる不審な電話が相次いでいることが明らかになりました。1月17日以降、少なくとも14件の類似した電話が確認されており、警察は注意を呼びかけています。
不審電話の手口
1月17日夜、大牟田市に住む84歳の男性の自宅に、息子を名乗る人物から「同窓会の手紙が届いていないか」「風邪をひいているので、三池高校のはがきを取っておいてほしい」などと電話がありました。不審に思った男性が警察に通報したことで、この事案が発覚しました。
その後、1月27日までに同様の手口による不審電話が市内で14件確認されています。
詐欺の疑いとその手口
被害者の家族になりすました男が「株式投資で300万円もうけたので、お母さんの通帳に振り込みたい」と持ちかけた後、別の男が証券会社の社員を名乗り「息子さんは2年前に脱税をしており、振り込みができない。このために700万円を支払わなければならない」と脅すケースもありました。
このような手口で、不審電話を受けた家族に金銭を要求することが目的と考えられます。
卒業アルバムから情報流出の可能性
これらの不審電話には以下の共通点があります。
- 実在する息子の名前を名乗る
- 三池高校の同窓会のはがきの話を持ち出す
これにより、三池高校の卒業アルバムが何らかの形で流出している可能性が浮上しています。
参照
卒業アルバム流出か…三池高校卒業生の実家に不審電話相次ぐ 息子かたり「同窓会の手紙が来ていなかったか」ニセ電話詐欺のおそれ 福岡・大牟田市