総務省は2025年8月19日、楽天モバイルに対し、利用者ID・パスワード流出事案の報告遅延などを理由に電気通信事業法に基づく厳重注意を実施しました。
背景には、2025年2〜3月にかけて発覚した未成年グループらによる不正ログインと回線不正契約の連続事件があります。
行政指導の概要
総務省は2025年8月19日、楽天モバイルに対し、利用者ID・パスワード流出事案の報告遅延などを理由に電気通信事業法に基づく厳重注意を実施しました。
背景には、2025年2〜3月にかけて発覚した未成年グループらによる不正ログインと回線不正契約の連続事件があります。
この事案は「通信の秘密」の漏えいにあたり、すぐに国に報告することが法律で定められていますが、楽天モバイルは事態を把握してから3か月以上も報告をしていませんでした。
あわせて、2025年10月末までの改善計画書提出と、2026年1月以降少なくとも1年間の四半期報告が求められています。矢澤俊介社長は「全社をあげて対策する」と謝罪しています。
2025年2〜3月に起きた楽天モバイルへの不正アクセス
2025年2月、14〜16歳の中高生3人が他人のID・パスワードを入手して楽天モバイルのシステムへ不正ログインし、通信回線を多数契約・転売した疑いで逮捕されました。生成AIを手口の作成・自動化に用いた点が特徴で、その後、決済情報の悪用などでも再逮捕が報じられています。
さらに3月21日には別の17歳少年が同様の手口で逮捕され、回線の転売益を得ていたとされています。これらの過程で、契約者の通話履歴等が閲覧可能だった時点があり、通信の秘密の漏えいが問題化しました。
楽天モバイルにも問題が
2025年2月時点で楽天モバイルは、一つの楽天IDで最大15回線まで契約できる事が問題でした。
例えば、10個の楽天IDを新規作成・もしくは乗っ取り、全IDで回線契約を行えば最大150回線を契約できるのでオレオレ詐欺やフィッシング詐欺に利用できる「飛ばし携帯」として悪用する事も可能です。
なお、他のキャリアは同一人物の個人契約の上限は5契約以下にしているキャリアがほとんどで、NTTドコモとauは5回線、ソフトバンクは2回線までの契約となります。
一部参照
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250819/k10014897731000.html








