カシオがサイバー攻撃とランサムウェアで半期報告書提出期限の延期を発表

カシオがサイバー攻撃とランサムウェアで 半期報告書提出期限の延期

2024年11月14日、カシオ計算機株式会社(代表取締役社長CEO 増田裕一、コード番号:6952、東証プライム)は、2025年3月期半期報告書の提出期限延長に関する承認申請書を関東財務局に提出することを決議、発表しました。

2024年11月27日:2024年11月27日付で2025年3月期第2四半期(中間期)の連結業績予想と実績値の差異および通期連結業績予想の修正で不正アクセスで売上高約130億円と営業利益の約40億円の減少を発表しました。

対象となる報告書

第69期(2025年3月期)半期報告書
(期間:2024年4月1日~2024年9月30日)

提出期限

延長前の提出期限:2024年11月14日

延長後の提出期限:2024年12月13日(承認された場合)

提出期限延長の理由

2024年10月5日、サイバー攻撃や不正アクセスを受けたことにより、会計関連システムへのアクセスが遮断され、決算業務が一時停止。この影響で、半期報告書の提出期限に間に合わない可能性があるため、提出期限の延長を申請。

サイバー攻撃とランサムウェア攻撃の概要

カシオ計算機は10月5日に、同社のネットワークが第三者による不正アクセスとランサムウェアの被害を受け、同社は個人情報漏えいの可能性を発表しました

その後、10月18日に発売予定だった「G-SHOCK」の新モデル「GMC-B2100D」と「GMC-B2100AD」の2モデルを、システム障害の影響により発売延期となり、個人向け製品の修理品受付を停止する事も発表しました。

ランサムウェア 攻撃 グループが犯行声明

本発表と同時期に、カシオ計算機へランサムウェア攻撃グループ Underground(アンダーグラウンド)(別名:Underground(アンダーグラウンドチーム)」が犯行声明を発表しており今後も同様の犯行声明が発表される懸念があります。

なおサイバー攻撃やランサムウェア攻撃の被害で過去、KADOKAWA社や小売業のイズミ社も決算延期を発表しておりカシオのランサムウェア 事例も業績へ大きな影響が発生する可能性があります。

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