株式会社モダリス、子会社が取引先を装った送金詐欺の被害を発表
株式会社モダリス(東証グロース:4883)は子会社で悪意ある第三者による取引先を装った詐欺被害が発生し、資金流出が確認されました。この事案により、最終的に90,000米ドル(約1,400万円)の損失が特別損失として計上される見通しです。
被害内容
同社の取引先である米国拠点のA社のメールアカウントが乗っ取られたことを起点に発生しました。
具体的には、納品済みの取引に関する支払依頼メールが、A社を装った犯人から送付され、指定された虚偽の銀行口座に送金してしまったことで被害が生じました。
犯人は、A社担当者のメールアカウントを乗っ取った後、同社とA社の取引内容や支払スケジュールを観察し、巧妙に偽装した請求書を送付しており
この手口から、犯人が高度なサイバー犯罪技術を駆使したと推測されます。としています。
被害後の対応
被害が発覚した後、以下の対応を迅速に実施
- 送金口座の凍結:送金先の虚偽口座を凍結し、大部分の資金を回収。
- 警察および関係機関への通報:捜査機関と連携し、調査を開始。
- 保険請求:詐欺行為に対する保険により一部の損失を補填。