和歌山県に本社を置く大規模小売店を運営する株式会社オークワは8月16日、連結子会社の株式会社サンライズでファイルサーバーがランサムウェアにより暗号化される被害を公表しました。同社は外部の専門家と連携して原因調査と復旧を進め、警察など関係機関とも相談を行っています。
現時点で情報流出の事実は確認されておらず、被害の全容把握には時間を要する見込みとしています。サンライズのファイルサーバーはグループ他社とは個別運用で、他社への影響は確認されていません。業績影響は精査中で、重大な影響が判明すれば速やかに公表するとしています。
これまでに判明している事実
8月14日、サンライズのファイルサーバーで暗号化被害を確認。以降、外部専門家の支援のもと復旧作業と原因究明を進めています。現時点では情報流出は未確認で、調査を継続中です。なお、被害はサンライズの環境に限定され、グループ他社への波及は確認されていません。業績への影響は現在精査中です。
同業他社で相次ぐインシデント
小売業界では今年、同様の深刻な事案が続いています。
トキハ/トキハインダストリーは、3月30日のランサムウェア攻撃で複数サーバーが暗号化され、最大約42万件の顧客会員情報や約12.7万件のクレジットカード情報(番号・名義・有効期限、セキュリティコード除く)、従業員・家族情報などが閲覧された可能性を7月23日に公表。
被害確認後はサーバー隔離、対策本部設置、警察連携と外部専門家の支援で対応し、現時点で不正利用は確認されていないとしています。
イズミは2月15日に社内サーバーアクセス異常を検知し、VPN装置を起点とした不正侵入によるランサムウェア被害を公表。基幹・財務会計など多数のサーバーが暗号化され、バックアップも影響を受け復元が困難に。
最大約778万件の「ゆめカード」会員情報(氏名・住所・電話・生年月日・性別・ポイント番号等)や応募者情報の一部について閲覧可能性が否定できないとし、個人情報保護委員会へ速報・確報を提出、警察にも相談しています(クレジットカード情報は別システム運用のため対象外)。








