コタは2026年4月23日、2026年5月8日に予定していた2026年3月期決算短信の開示が、期末後50日を超える見込みになったと公表しました。理由は、2026年3月27日に受けたサイバー攻撃の影響で発生したシステム障害により、決算数値の確定と会計監査人の監査手続きに時間を要しているためです。
何が起きたか
今回の開示延期は、3月下旬から続いているサイバー攻撃対応の延長線上にあります。コタは4月15日の第3報で、3月30日に公表していたシステム障害の原因がランサムウェア感染だったと明らかにしていました。感染の疑いがある社内システムの切り離しとネットワーク遮断は完了している一方、今回の4月23日公表では、その影響が決算作業と監査手続きにまで及んでいることが示された形です。
開示が遅れる理由
会社の説明では、サイバー攻撃によるシステム障害のため、決算数値の確定と会計監査人による監査手続きなどに通常より時間がかかっています。上場企業では、決算短信は投資家への重要な開示資料であり、期末後50日を超えること自体が異例です。今回の件は、ランサムウェア被害が単なるIT障害にとどまらず、財務報告プロセスそのものへ影響した事案として見る必要があります。
これまでの経緯
コタは4月2日の第2報で、生産業務に影響を及ぼす問題は発生しておらず、2026年3月期末の出荷業務も支障なく完了したと説明していました。さらに4月15日の第3報では、現時点で個人情報等の漏えいは確認されておらず、生産、受注、出荷業務は継続できているとしていました








