ネオキャリア、転職サービス「X-Tech Agent」と求人データベース「Bee」で個人情報漏えいの可能性―Studioへの不正アクセスが影響

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ネオキャリア、転職サービス「X-Tech Agent」と求人データベース「Bee」で個人情報漏えいの可能性―Studioへの不正アクセスが影響

株式会社ネオキャリアは2026年10月20日、Webサイト制作サービス「Studio」への不正アクセスにより、同社が運営するミドル・ハイクラス向け転職サービス「X-Tech Agent」と、人材紹介事業者向け求人データベース「Bee」のフォームに入力された個人情報が外部に流出した可能性があると公表しました。

対象となる情報は、氏名、メールアドレス、電話番号、問い合わせ内容などです。ネオキャリアは、第三者が実際に情報を取得した事実は確認されていないと説明しており、流出の有無や対象範囲をStudio株式会社と調査しています。影響件数は10月20日の第1報では明らかにされていません。

ネオキャリアのStudio不正アクセス影響のサマリー

  • ネオキャリアは2026年10月20日、Studioへの不正アクセスに伴う個人情報漏えいの可能性について第1報を公表しました。
  • 影響対象は「X-Tech Agent」と「Bee」のWebサイトに設置された登録・問い合わせフォームです。
  • 対象になり得る情報は氏名、メールアドレス、電話番号、問い合わせ内容などです。
  • Studioが確認した不正アクセスは9月30日~10月1日に発生し、同社は10月14日までに脆弱性を修正して侵入経路を遮断しました。
  • ネオキャリアは10月16日にStudioからの連絡で事案を把握しました。
  • ネオキャリアは外部サービスとの連携解除などの初動対応を完了し、Studioと連携して個人情報保護委員会へ報告する方針です。
  • 実際の第三者による情報取得は確認されておらず、影響人数・件数は調査中です。結果は第2報で公表し、流出が確認された場合は対象者へ個別に連絡するとしています。
項目 公表内容
公表日 2026年10月20日(第1報)
公表企業 株式会社ネオキャリア
不正アクセスを受けたサービス Studio株式会社が提供するWebサイト制作サービス「Studio」
影響対象サービス X-Tech Agent、Bee
対象情報 氏名、メールアドレス、電話番号、問い合わせ内容など
影響人数・件数 第1報では未公表
情報流出の状況 漏えいの可能性を調査中。第三者が実際に取得した事実は確認されていない
ネオキャリアの対応 外部サービスとの連携解除等、Studioとの共同調査、関係機関への報告方針

「X-Tech Agent」と「Bee」の登録・問い合わせフォームが対象

今回対象となったのは、ネオキャリアが運営する次の2サービスです。

サービス サービスの内容 影響する可能性がある情報
X-Tech Agent ミドル・ハイクラス向け転職サービス Webサイトの登録・問い合わせフォームに入力された氏名、メールアドレス、電話番号、問い合わせ内容など
Bee 人材紹介事業者向け求人データベース Webサイトの登録・問い合わせフォームに入力された氏名、メールアドレス、電話番号、問い合わせ内容など

ネオキャリアの発表は、Studioを利用するサイト上のフォーム情報を対象としています。転職希望者のすべての登録情報や、求人データベース本体に保存される全情報が漏えいしたとする発表ではありません。対象フォームごとの件数や保存期間などは、第1報で示されていません。

9月30日~10月1日にStudioへ不正アクセス、10月16日にネオキャリアが把握

Studio株式会社によると、2026年9月30日から10月1日にかけてクラウド環境の一部機能の脆弱性を悪用した不正アクセスが発生しました。Studioは10月13日に事案を把握し、14日までに脆弱性の修正と不正アクセス経路の遮断を完了しています。

Studioは、不正アクセスにより環境内の情報を外部から取得できる状態が生じたと説明しています。実際の情報取得を確認したわけではないものの、取得されたものとみなして顧客への通知や対策を進めています。フォームの回答については、暗号化して保存されていたデータも復号用の鍵が読み出されたため、内容を知られた可能性があるとしています。

ネオキャリアは10月16日、Studioから不正アクセスの連絡を受けました。その後、影響を確認して外部サービスとの連携を解除するなどの対応を実施し、20日に第1報を公表しました。

転職・人材紹介に関する連絡を装うフィッシングに注意

氏名や連絡先に問い合わせ内容が結び付くと、転職サービスの案内や人材紹介事業者からの連絡を装うメール、電話、SMSに悪用されるおそれがあります。例えば、応募状況の確認や登録情報の更新を口実に偽サイトへ誘導するといった手口が考えられます。ただし、これは情報が悪用されたと確認されたことを意味するものではありません。

ネオキャリアも、同社やStudioを装った不審な連絡に注意するよう呼びかけています。心当たりのないメッセージに記載されたURLや添付ファイルを開かず、個人情報やパスワードの入力を求められた場合は、メール中のリンクではなく公式サイトに掲載された連絡先から確認するよう案内しています。

外部サービスとの連携解除を完了、第2報で調査結果を公表へ

ネオキャリアは、Studio側による不正アクセス経路の遮断に加え、自社で外部サービスとの連携解除など必要な初動対応を完了したとしています。個人情報保護委員会への報告は、Studio株式会社と連携して実施する方針です。

今後は流出の有無と対象範囲を調査し、判明した結果を第2報として公表します。情報の流出が確認された場合、対象者には個別に連絡する予定です。

本件はネオキャリアの2サービスがそれぞれ独立してサイバー攻撃を受けたものではなく、共通して利用する外部プラットフォーム「Studio」への不正アクセスから生じた影響です。影響を公表した企業・団体については、Studioへの不正アクセスによるサイバー攻撃の影響先まとめでも整理しています。

出典