クレジットカードが不正利用される原因を解説
クレジットカードが不正利用される場合の原因や対策を記載していきます。
クレジットカードが不正利用される原因
クレジットカードが不正利用される原因は様々ですが、主な原因を以下に記載します。
フィッシングメールやフィッシングサイトから流出
クレジットカードの不正利用で特に多いのがフィッシングメールとフィッシングサイト経由になります。
フィッシングメール
フィッシングメールは、実在の企業やサイトの担当者名義で「トラブルによりクレジットカード番号やパスワードを入力してほしい」とSMSやメールで連絡が来ます。
そのまま返信してしまうと、クレジットの情報が流出してしまいます。
よく見るとメールのドメインが運営元の企業とは違ったり、電話番号も海外の電話番号の場合もあり
すぐに調べるとフィッシングメールであると理解できますが、サイバー攻撃者は「今すぐ連絡しないと訴訟の可能性がある」などすぐに返信させようとするので、騙される方が後を絶ちません。
フィッシングサイト/偽通販サイト
フィッシングサイト/偽通販サイトは大手ECサイトや銀行のサイトとそっくりなサイトで、クレジットカードの情報を入力してしまうとクレジットカードの情報がそのまま流出してしまいます。
実際に中国の犯罪組織BogusBazaarが、偽の通販サイトでアメリカや西ヨーロッパの消費者85万人からクレジットカードを含む個人情報を窃取しています。
出会い系・ロマンス詐欺
マッチングアプリで追加メッセージを送るには、クレジットカード決済が必要としたり
出会い系サイトなどのロマンス詐欺で、「ある商品の決済を後からお金を払うので、代金を立て替えてほしい」と言われクレジットカードで決済してしまうと、そのまま不正利用されます。
スキミング
店舗でクレジットカードを利用すると磁器データからクレジットカードの情報を抜き取られます。
ICタイプのクレジットカードなら確立は少ないですが、古いタイプのクレジットカードの場合
スキミングの危険性が高くなります。
ECサイトの運営事業者が情報漏洩する
一般的にECサイトを運営している事業者は、クレジットカードの情報を保存していませんが、
古いECサイトの場合、クレジットカードの情報を事業者で保存している場合もあります。
そういった企業がサイバー攻撃を受け、クレジットカードの情報が流出し 不正利用されてしまいます。
実例では実際にクレジットカード情報が漏洩し、不正利用されています。
クレジットカードを不正利用されないようにする対策
クレジットカードを不正利用されないようにする
企業での対策
企業側の対策は以下2つになります。
不正検知システムの導入
クレジットカードが不正利用されている場合、検知するサービスもあるのでこういったシステムの導入は不正利用の対策になります。
3Dセキュアシステムの導入
有名なクレジットカード決済会社は3Dセキュアシステムを導入しているので、そのシステムを利用すれば、不正利用を防ぐことも可能です。
個人レベルの対策
個人での対策は以下になります。
サイトやメールの差出人ドメインとURLは必ず確認する
フィッシングメールはフィッシングサイトは、企業公式のドメインと違いが発生しています。
必ずドメインとURLを確認する。もしくはURLでグーグル検索するかChatGPTやGeminiなどで確認することをお勧めします。
クレジットカードのパスワードを分かりづらいものにする
サイバー攻撃者は生年月日や住所からパスワードを機械的に判断します。そのため個人情報に紐づかない複雑なパスワードに設定することで、クレジットカードの不正利用対策になります。
二要素認証を設定する
ECサイトからの承認購入の場合、サイト側で二要素認証を設定できます。
サイバー攻撃者は換金制の高いギフトカードの購入などを行いますので、大手ECサイトでは二要素認証を設定することをおすすめします。
クレジットカードを不正利用されたら返金される?
クレジットカードの会社によって変わってきますが、一般的には以
契約者に過失がなく、一定期間以内へ届け出ると補償・返金されます。
しかし、
・推測しやすい番号をパスワードに設定していた
・不正利用されて届出からの期間がカード会社の指定期間を超過している
・他人にクレジットカードを利用させていた
など利用者側の過失がある場合は補償・返金されない可能性もあります。