エプスタインファイル(米司法省が公開したエプスタイン関連文書)をきっかけに、英国で政治・公職に関わる人物への捜査が進展しています。英ロンドン警視庁(Metropolitan Police)は2026年2月23日、英国の元駐米大使で元閣僚のピーター・マンデルソン氏(Lord Mandelson)を、公職上の不正行為(misconduct in public office)の疑いで逮捕したと報じられました。
目次
概要
報道によると、マンデルソン氏の逮捕は、エプスタイン関連文書の公開で浮上したメール等の内容を受けて捜査が加速した流れの一部とされています。ロンドン警視庁は、ウィルトシャーとロンドン北部カムデンの2カ所で捜索令状を執行した後、72歳の男性を逮捕し事情聴取のため警察署に連行したと説明しています
※英国の慣行により警察発表では実名を伏せることがあるものの、各社がマンデルソン氏として報じています。
捜査の焦点は、世界金融危機期(2009〜2010年)に政府内で得た市場感応情報をエプスタインに漏らした疑いがあるのではないか、という点だとされています。なおマンデルソン氏は不正を否定してきたとしています。
また、その数日前の2026年2月19日、アンドリュー元王子(Andrew Mountbatten-Windsor)も同様に「公職上の不正行為」の疑いで逮捕され、長時間の事情聴取を受けた後、「捜査継続中(released under investigation)」として釈放されたと報じられています。
エプスタインファイル(エプスタイン文書)と関わる日本人
公開された資料の中には、エプスタインの「日本ルート」とも呼べる具体的な活動記録が含まれており、
少なくとも以下2名はエプスタイン氏とエプスタイン氏の長年の恋人ベラルーシ国籍のカリーナ・シュリアク(Karyna Shuliak)氏やエプスタインの秘書とやり取りするメールに名前が記載されています。
関連:エプスタインの情報漏洩と関連する日本人のまとめ-エプスタイン文書では伊藤 穰一氏、林 千晶氏のアテンド記録も
株式会社Q0(キューゼロ) 代表取締役/株式会社ロフトワーク 共同創業者・相談役/株式会社飛騨の森でクマは踊るの 取締役会長 通称「ヒダクマ」 林千晶(Chiaki Hayashi)氏
林 千晶(Chiaki Hayashi)氏は伊藤氏が関わっていたMITメディアラボの所長補佐も務めており当時から伊藤氏と関連がありました。
実際林氏が当時代表を務めていたロフトワーク社は、ジェフリー・エプスタイン氏およびその
「エグゼクティブ・アシスタント」とされる女性たち(ロシア国籍やベラルーシ国籍でエプスタインの恋人カリーナ・シュリアク(Karyna Shuliak)氏らで恐らく複数の愛人)が
日本に入国・滞在するための「身元保証人(Guarantor)」および「招へい人(Inviting Person)」となっていました
ビザ申請にあたり、ロフトワーク社はエプスタイン氏らを招へいする理由として、「米国スタートアップの日本進出および日本スタートアップの米国進出を支援するための協業について議論するため」と説明し、エプスタイン氏が日本への投資に関心を持つ米国の投資家に助言を行っている背景があるとしています
実際 以下の通り代表取締役の林千晶氏(はやし ちあき)が身元保証人として署名・捺印しています
なお伊藤氏のアシスタントは林氏のロフトワークにも在籍し、Loftwork Global Divisionの名称で、書類作成や連絡窓口(Contact person)を担当していました

※アシスタントの名称はセキュリティ対策Labでマスキング
元MITメディアラボ、株式会社デジタルガレージ共同創業者兼取締役 現千葉工業大学学長 伊藤 穰一氏(Joi Ito)
伊藤 穰一氏はエプスタインとのつながりを指摘され2019年にMITメディアラボ所長や関連する職を辞任していました。現在は千葉工業大学学長に就任しています。なお2026年のエプスタイン文書の全貌公開について公式声明を一切発表していません。
マネックス証券 創業者 松本 大 氏、
公開されたエプスタイン文書(メールのやり取り)によると、松本氏は2018年6月27日に、ニューヨークにあるエプスタインの邸宅(9 East 71st Street)を訪問していたことが確認できます
同氏は本件で「やましいことはない」と釈明してます。
参照
Former British ambassador to the U.S. arrested after Epstein files release
Epstein files: Ex-UK ambassador to U.S. Peter Mandelson arrested in London








