
2025年2月7日、群馬銀行は、同社の行員(懲戒解雇済み)が顧客から約261万円を詐取するという不祥事件が発表しました。
本件は2025年1月21日に行内の取引モニタリングシステムによって発覚し、調査の結果、顧客からキャッシュカードを預かるなどの手口で資金を詐取していたことが判明したとのこと。
着服事件の概要
行員による詐取の手口
- 顧客に対し、「定期預金の作成に必要」と偽り、キャッシュカードを預かる
- 2025年1月19日~21日の間に、顧客口座から自分名義の口座へ振込を実行し、着服
- さらに、「成約したサービスの手数料を現金で預かる必要がある」と虚偽説明を行い、1月15日~17日の間に現金を詐取
- 詐取金は遊興費に使用
発覚の経緯
- 取引モニタリングシステムが顧客の預金口座における不審な取引を検知
- 銀行が調査を行った結果、行員の不正行為が判明
被害状況と対応
- 被害者数:1名
- 被害額:2,612,420円
- 銀行は被害者に全額弁償済み
- 行員から銀行へも全額弁済済み
関係者の処分
- 行為者は懲戒解雇(2025年2月4日付)
- 関係者にも行内規定に基づき処分を実施
過去にも同様の不祥事が発生内部管理強化の必要性
群馬銀行は、2024年10月にも合計約5500万の着服事件が発生しており、再発防止策が進められていた最中の出来事でした。