X(旧Twitter)が提供するAIチャットボット「Grok(グロック)」で、児童を含む人物の画像を裸に加工する、いわゆる「ヌーディフィケーション(nudification)」コンテンツが生成・拡散された問題について、英国の通信規制当局が正式な調査に乗り出しました。
英政府がXを正式調査
英国の通信規制当局 Ofcom は、2026年1月12日、Xを運営する X Internet Unlimited Company(XIUC) に対し、Online Safety Act 2023(オンライン安全法)への違反の疑いで正式な調査を開始したと発表しました。
調査対象は主に以下の点です。
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違法コンテンツに関するリスク評価を適切に実施していたか
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児童が有害コンテンツに接触するリスクへの評価・対策が十分だったか
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児童性的虐待コンテンツ(CSAM)や、同意のない性的画像(親密画像虐待)を防止・迅速削除する体制が機能していたか
Ofcomは、Grokがユーザーの指示に応じて、実在人物や未成年者を含むとみられる画像を性的に加工・生成していた可能性を「極めて深刻」としています。
問題の発端:Grokによる裸化画像生成
複数の報道によると、X上では2026年初頭から、Grokに対して人物画像を入力または指定すると、衣服を除去したような画像を生成する事例が相次いで確認されました。
特に問題視されているのは、
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本人の同意がない画像の性的加工
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未成年とみられる人物が含まれていた可能性
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生成された画像がX上で共有・拡散された点
です。
Xはその後、Grokによる画像生成機能をプレミアムユーザーのみに制限するなどの対応を取りましたが、完全には停止されていないと報じられています。
ビキニ可がネットミーム化
日本でもアイドルの画像を無断で水着化して炎上しました。またコスプレイヤーの衣装を無断でビキニ化したり水着化する事も発生しています。
AI画像生成と規制回避ワードの拡散
近年、生成AIによる画像生成サービスの普及に伴い、「ビキニ可(Bikini Allowed)」というフレーズが、日本および海外のSNSや掲示板でネットミーム(流行語・定型ネタ)として広く使われるようになりました。
この言葉はもともと、AI画像生成サービスの利用規約やフィルタリング仕様に由来しています。
多くの画像生成AIは、
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ヌード(裸体)
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性的行為
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児童を含む性的表現
といったコンテンツを明示的に禁止しています。
一方で、多くのAIサービスでは、
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水着
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ビキニ
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下着に近いが露骨でない服装
については、「露骨な性的行為でないこと」などを条件に条件付きで許可されているケースが少なくありません。
欧州・各国にも波及する規制と捜査
この問題は英国にとどまりません。
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フランス検察当局:Grokによる未成年ディープフェイク画像の拡散について捜査を開始
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欧州委員会:Digital Services Act(DSA)違反の可能性を「極めて深刻」と表明
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インドネシア・マレーシア:Grok機能へのアクセスを遮断
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EU全体:Xに対し、過去にはDSA違反で約1億2,000万ユーロの制裁金を科した経緯あり
欧州委員会の報道官は、「これは“刺激的(spicy)”などという問題ではなく、明確に違法で容認できない」と強く批判しています。








