株式会社ウイルコホールディングス(東証STD:7831)の子会社、株式会社ウエーブは2026年4月1日、2025年10月に公表していた不正アクセス事案について第三報を出し、外部専門機関と社内調査が完了したと発表しました。今回の確報では、同社のWebアップロードサービスを管理するシステムに不正アクセスの形跡が確認されたこと、対象となる可能性のある顧客が最大17万6810件にのぼること、そして現時点では外部へのデータ転送や二次被害は確認されていないことが示されています。
何が起きたか
ウエーブによると、2025年10月29日に同社サーバーへの不正アクセスを検知し、直ちにネットワークから切り離すなどの対応を実施しました。その後の調査で、Webアップロードサービスを管理するシステムに不正アクセスの形跡が確認され、個人情報の一部が外部へ漏えいした可能性があると判断されています。対策本部は10月30日に設置され、10月31日に個人情報保護委員会への報告と第一報の公表が行われました。
対象となる顧客と情報
対象となる可能性があるのは、2010年8月20日から2025年10月30日までに同社のWebアップロードサービスを利用した顧客で、件数は最大17万6810件です。
対象情報としては
- 氏名
- メールアドレス
- 印刷入稿データ
- ECサイトの顧客ID
- EC商材見積書
- が挙げられています。
一方で、クレジットカード情報は同社サーバー内に保持していないため、今回の対象には含まれていません。
印刷通販事業者であるウエーブの業務特性を踏まえると、単なる連絡先だけでなく、入稿データや見積書が対象に含まれる点は軽くありません。法人利用も多いとみられるため、漏えいした氏名と見積もりやメールアドレスを悪用したフィッシングメールやボイスフィッシングの標的になる可能性もあるので注意が必要です。
二次被害の有無
ウエーブは、本件判明時から2026年4月1日時点まで、本件に関わる個人情報が実際に漏えいした事実や、漏えいに伴う二次被害が発生した事実は確認されていないと説明しています。FAQでも同様に、不正利用は確認されていないとしたうえで、不審なメールや電話、郵送物への注意を呼びかけています。








