沖縄県南城市「尚巴志ハーフマラソン」、ランナー1万1,117件のメールアドレス漏えいの可能性 ブラストメールへの不正アクセスが影響

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沖縄県南城市「尚巴志ハーフマラソン」、ランナー1万1,117件のメールアドレス漏えいの可能性 ブラストメールへの不正アクセスが影響

沖縄県南城市は2026年10月22日、尚巴志ハーフマラソン大会の参加申込者を対象とするアンケート配信に利用した外部メール配信サービスへの不正アクセスにより、メールアドレス1万1,117件が漏えいした可能性があると発表しました。発表によると、調査対象は今年度を含む過去5年間に大会へ申し込んだランナーの登録メールアドレスです。

市が委託した沖縄広告株式会社は、アンケートの送付に「ブラストメール」を使用していました。運営元であるラクスライトクラウドで不正アクセスと一部情報の持ち出しが確認されましたが、南城市の1万1,117件すべてが流出したと確定したわけではありません。

尚巴志ハーフマラソン関連情報への影響のサマリー

  • 発表主体:沖縄県南城市。公表日:2026年10月22日。
  • 対象事業:尚巴志ハーフマラソン大会地域振興支援委託業務。
  • 委託先:沖縄広告株式会社。
  • 利用していた外部システム:メール配信サービス「ブラストメール」。
  • 情報の対象範囲:今年度を含む過去5年間の大会参加申込者に対するアンケート配信。
  • 対象件数:メールアドレス1万1,117件。
  • 氏名と住所は今回の対象情報に含まれないと市が説明しています。
  • 配信先リストが実際に流出したかどうかは調査中です。
  • 市は不審メールのリンクや添付ファイルを開かないよう注意を呼びかけています。
項目 公表内容
公表日 2026年10月22日
公表元 沖縄県南城市
対象事業 尚巴志ハーフマラソン大会地域振興支援委託業務
業務受託者 沖縄広告株式会社
侵害を受けた外部サービス ブラストメール(ラクスライトクラウド運営)
対象件数 1万1,117件
対象情報 メールアドレスのみ
対象期間 今年度を含む過去5年間の大会参加申込者
流出の判定 漏えいの可能性。配信先の実際の持ち出し有無は調査中

大会アンケートの配信リストが調査対象に

南城市は地域振興支援業務を沖縄広告へ委託しています。その業務の一環として、過去5年間に尚巴志ハーフマラソンへ参加を申し込んだランナーにアンケートを送付する際、ブラストメールが使われました。

親会社ラクスは10月21日、ブラストメールのAPI用サーバー2台への侵入と、販売管理システムおよび一部契約者の配信先リストの外部持ち出しを確認したと発表しています。南城市の事案は、この上流サービスへの不正アクセスが、委託事業のメール配信先に波及した可能性があるものです。南城市の大会運営システムそのものが侵害されたという公表ではありません。

市が公表した対象情報はメールアドレスのみであり、氏名・住所の流出はないと説明しています。大会の申込情報すべてが外部へ持ち出されたという意味ではありません。

大会事務局やアンケートを装う不審メールに注意

メールアドレスの流出が確認された場合、その宛先へ大会事務局からの連絡、アンケートの再回答、参加登録情報の確認などを装うメールが送られるリスクがあります。具体的な不正送信が発生したという公表はありませんが、過去の参加者や大会関係者は、送信元を名乗るだけの連絡を信用しないよう注意が必要です。

南城市は、情報漏えいのおわびを装ったメールにも警戒し、記載されたURLの閲覧や添付ファイルの開封、個人情報の入力・返信を避けるよう案内しています。大会に関する重要な案内であっても、メールのリンクを踏まずに南城市または大会公式サイトにアクセスして同じ情報が掲載されているか確認する方法が有効です。

自治体のイベント事業で確認したい委託先管理

自治体やイベント主催者のメール配信では、申込受付事業者、アンケートの受託者、メール配信SaaSの運営元が異なることがあります。各段階でどの項目が保存され、再委託・外部サービスへ移されたかを把握しておくと、事故発生時に対象者を絞り込む調査につながります。

今回は1万1,117件の登録メールアドレスが対象可能性の範囲として示されましたが、全対象者に一律の漏えい確定通知を出す段階ではありません。個別情報の確認と、代替連絡手段の確保を分けて対応する必要があります。

同じ配信基盤への不正アクセスがほかの自治体や企業へ及ぼした影響は、セキュリティ対策Labのブラストメール不正アクセス影響先まとめに掲載しています。

出典