丸木医科器械にサイバー攻撃、医療機器の受注・出荷を停止―基幹システム全面ダウン、FAXで代替受付

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丸木医科器械にサイバー攻撃、医療機器の受注・出荷を停止―基幹システム全面ダウン、FAXで代替受付

宮城県仙台市に本社を置く医療機器・診療材料の専門商社、丸木医科器械株式会社は2026年10月15日、同日10時頃からサーバーが不審なアクセス(サイバー攻撃)を受け、発注・仕入・入出庫を管理する基幹システムが全面停止したと公表しました。通常の商品の注文受付と出荷業務を一時停止し、医療機関などへの出荷遅延、納期回答・在庫確認の遅れが生じる状況です。

同社は復旧までの暫定措置として各拠点のFAXによる注文受付を案内し、医療機関の物品管理などに関わるSPD契約施設には担当営業から個別に連絡するとしています。外部専門機関と原因調査・復旧作業を進めており、10月15日の公表時点で復旧時期は示されていません。

丸木医科器械へのサイバー攻撃と受注・出荷停止のサマリー

  • 2026年10月15日10時頃、同社サーバーに不審なアクセス(サイバー攻撃)が発生しました。
  • 発注・仕入・入出庫管理を担う基幹システムが全面的にダウンしています。
  • システム上の発注・仕入・入出庫データを参照・処理できない状態です。
  • 通常の注文受付と商品の出荷業務を一時的に停止しました。
  • 医療機関などへの商品の出荷、納期回答、在庫確認に遅延が生じています。
  • 復旧するまで、各支店・営業所宛てのFAXで注文を受け付けます。
  • SPD契約施設については、同社担当営業が個別に連絡するとしています。
  • 外部の専門調査機関と連携して原因特定と安全な復旧を進めています。
  • 個人情報漏えいの有無やランサムウェア感染について、今回の公式発表に確定的な説明はありません。
項目 内容
公表日 2026年10月15日
対象企業 丸木医科器械株式会社(宮城県仙台市)
障害発生時刻 2026年10月15日10時頃
原因として公表された事象 サーバーへの不審なアクセス(サイバー攻撃)、システムへの不正アクセス
停止したシステム 基幹システム(発注・仕入・入出庫管理)
業務への影響 注文受付・出荷業務の一時停止、出荷・納期回答・在庫確認の遅延
代替手段 各拠点へのFAX注文、SPD契約施設への担当営業からの連絡
調査・復旧 外部専門調査機関と連携して対応中。復旧見通しは未公表

10月15日10時頃にサイバー攻撃、発注・仕入・入出庫管理が全面停止

丸木医科器械の発表によると、10月15日10時頃からサーバーがサイバー攻撃を受けた影響で、商品の発注・仕入・入出庫を管理する基幹システムが全面停止しました。同社はシステムへの不正アクセスにより、対象データの参照と処理ができないと説明しています。

同社は東北地方の医療機関に医療機器や診療材料を提供する専門商社です。通常の注文受付から在庫確認、商品の出荷までを支えるシステムが停止したことにより、取引先からの注文に対する対応や物流業務に支障が生じています。

ここで確認されているのは、丸木医科器械側の受発注・物流管理システムにおける障害です。取引先の病院自身の電子カルテや診療システムに障害が生じたとする発表ではありません。また、攻撃に用いられた具体的な侵入経路やマルウェアの種類、情報持ち出しの有無は示されていません。

商品の出荷・納期回答・在庫確認に影響、FAX注文で暫定対応

丸木医科器械は、システム復旧までの注文をFAXで受け付けると案内しています。公表されている送信先は以下のとおりです。

注文先 FAX番号
仙台支店 022-242-6101
山形支店 023-695-3030
岩手支店 019-698-1568
水沢営業所 0197-25-7716
八戸営業所 0178-47-3131
マルプロジック北東北 019-697-1247

SPD契約施設については、同社担当営業から連絡する方針です。SPDは医療機関における医療材料などの物品管理・供給を支える仕組みであり、病院ごとの契約や通常の納品方法によって実務上の対応が異なる場合があります。

FAXへの切り替えは注文を受け付けるための暫定措置であり、通常どおりの在庫照会や出荷、納期回答が直ちに可能になったことを意味するものではありません。同社は、原因を調査するとともにシステムの安全な復旧を進め、復旧の目処が立ち次第、ホームページまたは個別連絡で知らせるとしています。

医療機関・仕入先が確認したいこと

医療機関の購買担当者やSPD担当者は、丸木医科器械に発注している医療機器・診療材料のうち、直近の診療や手術、処置に必要な品目について納品予定と在庫を確認し、影響がある場合は同社担当営業と代替の調達・配送手段を相談することが考えられます。

特に、定期納品品や不足時に追加発注する品目については、FAXによる注文が受け付けられても出荷が通常どおり行われるとは限らないため、注文の到達確認と納品可否を分けて確認する必要があります。施設内では購買部門だけでなく、臨床現場や物流・SPD部門と情報を共有し、使用予定が近い品目から確認する対応が現実的です。

仕入先からの問い合わせについて、同社は仕入流通部の担当窓口(電話:022-242-3250)を案内しています。取引先の医療機関などは、各営業担当を通じて状況を確認できます。

外部専門機関と原因を調査、復旧時期は公表せず

丸木医科器械は外部の専門調査機関と連携し、原因特定と安全なシステム復旧に向けた作業を進めています。10月15日の公表では、復旧時期の具体的な見通しは示していません。

今回の事案は、医療機関のシステムが直接停止しなくても、医療機器・診療材料を供給する事業者の受発注システムが停止することで、病院側の調達や在庫管理にも影響が及び得ることを示しています。今後は基幹システムの復旧状況に加え、通常の注文受付・出荷業務がいつ再開するかが取引先にとっての確認事項となります。

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