スクウェア・エニックスは2026年10月19日、「スクウェア・エニックス アカウント」への不正ログインが発生していると公表しました。他社のオンラインサービスから流出したとみられるメールアドレスやアカウントIDとパスワードの組み合わせが悪用されているということです。同社は被害が疑われるアカウントのログインを制限するとともに、利用者へパスワード変更とワンタイムパスワードの導入を呼びかけています。
スクウェア・エニックスへの不正ログインのサマリー
- 2026年10月19日、スクウェア・エニックス アカウントへの不正ログインを確認したことが明らかになりました。
- 他社サービスから流出したとみられるID・パスワードの組み合わせが使われており、パスワードリスト型攻撃に相当する手口です。
- 他社と同じ認証情報の使い回しや、推測しやすいパスワードを設定した利用者に変更を要請しています。
- 不正アクセスを受けた疑いのあるアカウントについて、ログイン制限を実施しています。
- ID・パスワードに加え、ワンタイムパスワードの利用を推奨しています。
- 今後、不正アクセスが増加した場合、全スクウェア・エニックス アカウントを対象にパスワードリセットを実施する可能性があります。
- 不正ログインの対象件数は公表されていません。今回の告知は、スクウェア・エニックス自身のシステムから認証情報が流出したとの発表ではありません。
| 項目 | 公表内容 |
|---|---|
| 公表日 | 2026年10月19日 |
| 対象 | スクウェア・エニックス アカウント |
| 確認された事象 | 第三者によるアカウントへの不正ログイン |
| 想定される手口 | 他社サービスから流出したとみられる認証情報を利用したパスワードリスト型攻撃 |
| 実施した対応 | 被害が疑われるアカウントのログイン制限 |
| 利用者への案内 | パスワード変更、ワンタイムパスワードの導入 |
| 今後の対応 | 不正アクセスの増加に応じ、全アカウントのパスワードリセットを検討 |
他社サービスの認証情報を悪用、パスワード使い回しに注意喚起
同社によると、他社サービスから流出したと思われるメールアドレスまたはアカウントIDと、パスワードの組み合わせで不正ログインが行われています。こうした認証情報を別のサービスへ入力する手口は「パスワードリスト型攻撃(クレデンシャルスタッフィング)」と呼ばれます。
一つのサービスで認証情報が流出すると、同じID・パスワードを使用している別のサービスでも第三者がログインできるおそれがあります。同社は、使い回しだけでなく、同じ文字や数字の繰り返し、生年月日など推測されやすいパスワードにも注意を促しています。
被害が疑われるアカウントはログインを制限
スクウェア・エニックスは、不正アクセスの被害が疑われるアカウントについてログイン制限を実施しています。対象者には登録済みメールアドレスへ制限解除の案内が送信され、パスワードを再設定した後にログインする仕組みです。
今回の公表では、今後も不正アクセスが増えた場合には、被害が疑われるアカウントに限らず、すべてのスクウェア・エニックス アカウントのパスワードをリセットする可能性にも言及しています。現時点で全アカウントのリセットが実施されたとの案内ではありません。
利用者と情報システム部門が確認したい対策
利用者は、スクウェア・エニックス アカウントで他社と同じパスワードを使用していないか確認し、該当する場合は専用の異なるパスワードへ変更してください。同社は、ログイン時に追加の確認を行うワンタイムパスワードの導入も案内しています。設定方法は公式のワンタイムパスワード案内で確認できます。
企業の情報システム部門でも、外部サービスで流出した認証情報が自社サービスへの不正ログインに転用される状況を想定する必要があります。従業員や管理者の業務アカウントについて、パスワードの使い回し防止、多要素認証(MFA)の適用状況、不審なログインを検知した際のアカウント停止・認証情報変更の手順を確認することが対策につながります。








